天の真名井の滝(Amanomanai no taki)

岡山県真庭市蒜山本茅部
 天の真名井の滝は真庭市蒜山本茅部の「天の岩戸」の登り口にある滝です。


撮影2021/11/27〜28
 蒜山の麓を歩けば、ふと道端に茅部神社が現れる。滝へはハーブガーデンから行く方が近いと案内にあるが、せっかくなので神社に車を停め、歩いてみることにした。旅は少し遠回りをした方が、心に残る風景に出会えるものだ。
 ハーブガーデンに着くと「天の岩戸」の大きな案内板が目に入る。
 20分と記されているが、林道を歩いてもなお20分と繰り返される。3分ほど歩いたのに、時間が縮まらないことに苦笑する。
 やがて、ひっそりと水を落とす真名井の滝に辿り着いた。
天の真名井の滝(アマノマナイノタキ) 落差5m 評価3
 案内がなければ通り過ぎてしまいそうな小さな滝だが、古の昔から絶え間なく湧き出る水が、清らかな響きを保ち続けているのだろう。
 滝の映像
 天の岩戸へも足を延ばそうとしたが、立入禁止の札が旅人を拒む。
 仕方なく神社の駐車場へ戻ると展望台があり、そこから蒜山三山を望む。
 27日の朝は雪が降り、高速道路は冬タイヤ規制。蒜山の峰々は真っ白に染まり、まるで冬の絵巻のように静かに立っていた。翌日は一番左の上蒜山に登る予定だが、果たして大丈夫だろうかと胸の奥に小さな不安が芽生える。
 湯原の砂湯は「西の横綱」と称される露天風呂で、夕暮れに訪れると湯煙の中に男女が肩を並べていた。温泉のぬくもりは、旅の緊張をほどいてくれる。

注.写真は2024年6月10日撮影の砂湯 
 27日は湯原温泉に宿をとり、翌朝6時に旅館を発つ。駐車場には先客が一台。
 雪は止み、心配していた天候もどうやら味方してくれそうだ。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、チェーンアイゼン、帽子、毛糸帽子、冬山手袋、レインウェア、冬山ジャケット
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、熊よけ鈴
 ・食料(パン×1、チョコレート×2、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×4) 
(7時00分)
 親子連れの後を追い、登山口へと歩みを進める。
 200メートルほど道路を歩き左側の側道へと進む。
 ユーターンしてさらに歩いていると獣柵があり、人専用の出入り口を跨いで牧場へ入るが、既に冬支度なのか牛はいない。
 もう一度獣柵をまたぐと登山口へ向かうことが出来た。
(7時20分)
 上蒜山登山口の説明板には上蒜山だけでなく蒜山三山の説明も分かりやすい。
 最初は杉林の中、急階段で高度を一気に稼ぐ。
(7時40分)
 二合目の案内はまるで山頂標識のように立派だ。
(7時55分)
 三合目を過ぎると樹林帯を抜け一気に展望が開けた。
 この辺から雪も付きだしたので、念の為、チェーンアイゼンを付けたが、新雪で積雪も少ないため、山頂まで付けなくても大丈夫かもしれない。
(8時20分)
 五合目に到着したが、時間的にも丁度中間点ぐらい。
 一瞬、山頂かと思って喜んだのも束の間、標高1031メートルの槍ヶ峰だ。
 振り返れば、登山口が遥か下に見える。
(8時55分)
 ようやく槍ヶ峰に立った。
 槍ヶ峰からは蒜山三山が一望できる。
 さらに遠くには大山の雪姿が白く輝いていた。
(9時20分)
 登山口から2時間20分で上蒜山の頂に至る。標高1202メートル。
 山頂からは霞の向こうに日本海も見ることができた。
(9時30分)
 三角点は200メートルほど先の1200メートル地点にあるが、誰も行ってないようで踏み跡もなく諦めて下山。
(11時00分)
 帰りは雪道ということもありかなり早いペースで降り、1時間半で登山口へ戻る。
 朝方とは打って変わってすっかり晴れ渡り、快晴の下に蒜山三山が輝いていた。帰路、蒜山サービスエリアからもその雄姿を眺め、旅の余韻を胸に刻んだ。


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