粟又の滝(Awamata no taki)

千葉県夷隅郡大多喜町 総合評価6
 千葉県には高い山が少なく、大きな落差をもつ滝はない。その中で粟又の滝は、県を代表する滝として知られている。



撮影2025/7/18
 まずは続日本百名城に選定されている大多喜城(122番)を訪ねた。
 大多喜城は、小多喜城を基礎に徳川四天王の一人・本多忠勝が築いたとされる城である。
 明治時代に取り壊され、現存する建造物は大多喜高校に保存されている二の丸御殿薬医門のみ。
 校内には二の丸井戸も残されていた。
 駐車場から歩いて天守閣へ向かう。
 天守には千葉県立中央博物館大多喜城分館が入っているが、この日は閉館中。
 代わりに隣のプレハブ展示室で、本多忠勝の有名な肖像画の複製画を見学した。元禄年間に制作されたもので、複製とはいえ貴重な品である。
 天守は昭和五十年(1975年)、江戸時代の図面を基に鉄筋コンクリートで再建された。しかし、そもそも天守が存在しなかったという説もあり、その場合は模擬天守になる。
 せっかくなので養老渓谷へ足を延ばすことにした。
 最初は前回、見逃している遠見の滝を訪れる。
 農溝の滝と同じ川廻しの滝だった。
※川廻しの滝
 トンネルは江戸時代に蛇行した川の土手に穴を空けて短縮したもので、短縮したことにより出来た段差が滝になっている。元々あった川底は 田んぼに開墾された。
遠見の滝(トオミノタキ) 落差5m 時間1m 評価5
 農溝の滝のトントネルに比べてかなり低く掘られている。というか農溝の滝はなぜあんなに高く掘ったのだろうか。
 滝の映像
 16年振りに粟又の滝に来たが、今回は展望台からの遠望で粟又の滝を眺めた。
粟又の滝(アワマタノタキ) 落差30m 評価6
 緑の木々の間を優雅に流れ落ち、滝つぼから見上げるのとはまったく違う姿を見せてくれる。
 滝の映像
 千葉県には落差のある滝が少ないが、金神の滝は例外的に本格的な滝である。
金神の滝(コンジンノタキ) 落差25m 時間10m 評価7
 水が流れる部分だけ地層が水平に走り、岩肌の表情が面白い。。
 滝の映像



撮影2009/10/24
 この日は小雨まじりにもかかわらず、多くの人が訪れていた。
粟又の滝(アワマタノタキ) 落差30m 評価6
 町営駐車場で500円を支払い、歩いて5分ほどで粟又の滝に到着する。
 約100メートルにわたって滑滝が続き、最下段は末広がりになって大きな滝つぼをつくっている。夏なら水遊びも楽しめそうだ。
 滝の映像
 滝の下流には左岸に遊歩道が整備され、滝を巡りながら散策できる。ただし案内板は古く、うっかりすると見逃してしまう。
千代の滝(チヨノタキ) 落差8m 評価4
 千代の滝は、行きでは気づかず、帰り道でようやく見つけた。黒い岩盤に横へ走る地層が興味深いが、水量が少なく迫力には欠ける。
 滑状の岩を登り、正面まで行ってみたが、やはり小滝であった。それでも見に行かずにはいられないのが滝好きの性分だ。
 万代の滝は、遊歩道左側の小さな沢を覗くと姿を現す。
万代の滝(マンダイノタキ) 落差10m 評価5
 左側からカーブを描いて岩盤の上をうまく伝って流れているのがユニークだ。
 昇龍の小滝を探していると、昇竜の滝の少し手前に汚れた木の案内板があった。
昇龍の小滝(ショウリュウノコタキ) 落差3m 評価2
 少し先の昇竜の滝に対して、昇龍の小滝というようですが、竜の字が異なっている。一体どっちが正しいのだろうか。滝巡り散策路として、駐車場代500円を取るのなら、せめて案内板ぐらいもう少し本気で整備して欲しいものだ。
 養老川の右岸は切立った断崖が続いているが、散策している時に、この断崖に滝がかかっていたら見事な滝になるのにと思っていたら、昇竜の滝が見えた。
昇竜の滝(ショウリュウノタキ) 落差25m 評価5
 右岸の断崖を一気に駆け落ちる落差のある滝だが、後で調べたらどうも人工滝のようだ。観光的に言ったら、もう少し手前に木々のない断崖があったので、流れを変えてその地点に滝を作ったら、より見事な滝になったのではないかと思う。
 いかにもやる気のない見返の滝の案内板があった。遊歩道の終点近くにある滝だが、案内図には深沢の滝はあるものの見返の滝はない。深沢の滝はもう少し先にあったのかもしれないがどうだろうか。
見返の滝(ミカエリノタキ) 落差10m 評価3
 見返の滝は見返したいぐらい良い滝ということだと思うが、ほとんど水がなく、全く見返しする気はおきなかった。



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