比丘尼の滝(Bikuni no taki)

静岡県富士宮市麓地図 撮影12/9
 比丘尼の滝は不動の滝と同じ毛無山登山道から入る。



撮影2012/9/1
 毛無山登山道を進み、途中の地蔵峠方面への分岐を左へ折れる。
 沢を越えてしばらく歩くと、木々の間に無名の滝が現れた。危うくこれを比丘尼の滝と勘違いして引き返すところだった。
比丘尼の滝(ビクニノタキ) 落差20m 評価7
 駐車場から歩くこと約30分。ようやく本物の比丘尼の滝に到着した。落差は20メートルとされているが、実際にはもう少しあるように感じられる。
 三段に分かれて落ちる姿は迫力があり、森の奥にひっそりと佇む名瀑らしい風格を漂わせていた。
 滝の映像
 実はこの滝を訪れた一週間前、百名山の富士山に登っていた。
 富士宮口を夜の22時30分に出発し、山頂を目指したものの、眠気に勝てず3時30分頃に八合目の山小屋へ転がり込むようにして泊めてもらった。
 山小屋の方が御来光前に起こしてくれたおかげで、薄明の空に浮かぶ美しい光景を撮影することができた。
 1504メートルの愛鷹山もはるか下に見えた。
 6時30分まで寝かして貰って再び頂上を目指す。
 雲ひとつない朝の空気の中、御前崎から伊豆半島、箱根、三浦半島まで見渡せた。
 空気は薄く、数歩進んでは立ち止まり、息を整えることの繰り返し。山頂に着いた頃には、体力をすっかり使い果たしていた。
 噴火口を覗き込むと、富士山が今も生きた火山であることを改めて思い知らされる。
 そこからさらに剣ヶ峰を目指した。
 ようやく剣ヶ峰に立ち、振り返ると、途中でへたり込んで尻もちをついている登山者の姿もあった。3776メートルの空気の薄さは半端ない。
 山の厳しさと美しさが、同時に胸に迫ってくる瞬間だった。
 実は20年以上前にも富士山に登ったことがある。その時は剣ヶ峰まで行かなかったことが心残りで、今回ようやく念願を果たした。
 ただ、前回は苦労した記憶がほとんどないのに、今回は本当に疲れ果てた。
 「もう富士山はこりごりだ」と思いながらも、長い時間を経てようやく辿り着いた実感が胸に残った。


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