世立八滝（Yodate hachitaki）

群馬県吾妻郡中之条町入山		総合評価8
草津町の隣、旧六合村には世立八滝と呼ばれる瀑布群があり、国道４０５号線を野反湖の方へ向かう途中にあります。

撮影2015/7/12

（８時３０分） 　前回来た時は氷瀑の大仙の滝だけでしたので、今回は全部見るつもりで再訪しました。 　まず手始めに大仙の滝です。

大仙の滝 (オオセンノタキ)		落差28m	評価8
氷瀑の時よりも大きく見えます。

（８時５０分） 　次は段々の滝です。案内図を見ると大仙の滝からもいけますが、急な坂が３ヵ所もあっていかにも大変そうなので、仙の滝近くの駐車場から行くことにしました。

すぐに仙の滝が遠望できるポイントに出ました。左のとんがった岩が特徴的な滝です。

（８時５４分） 　アルミ製の立派な梯子を登ります。

仙の滝 (センノタキ)		落差15m	評価6
この滝だけ別の沢にかかります。非常に女性的な滝です。

（９時０４分） 　殺人の滝と段々の滝との分岐点に着きました。ここから沢を下ります。

左へ行くと久内の滝、不思議の滝、右へ行くと段々の滝、箱の滝です。最初は段々の滝へ行きます。

ここにも立派な梯子がありました。

（９時１２分） 　段々と書いてダッタと読みます。

段々の滝 (ダッタノタキ)		落差30m	評価7
名前の通りの二段の段瀑です。落差も幅もあるいい滝です。良く見ると何本かの筋が見えます。

（９時２７分） 　段々の滝を気に入って、滝つぼに２０分ほどいましたが、すぐ上流にある箱の滝へ向かいます。この滝は遊歩道から木々の間に遠望出来ますが、物足りないので立派な梯子のところから道なき道を進んで滝前まで行きました。

ハコノタキ (ハコノタキ)		落差5m	評価4
踏み外すと段々の滝の滝つぼまで真っ逆さまですので慎重に歩きます。 　箱の滝というよりも正方形の滝です。

（９時４０分） 　久内の滝、不思議の滝と段々の滝、箱の滝との分岐まて戻り、今度は久内の滝、不思議の滝へと向かいます。

久内の滝が見えるとありますが、この位置では何も見えません。

その先に鍵をかけて立入禁止としている向こうに滝が見えました。ここを自己責任で越えて久内の滝へ向かいます。

久内の滝 (キュウナイノタキ)		落差5m	評価4
滝つぼがダムになっていて、ここで取水されていました。小さな二段の滝です。 　正面から二段の滝を見たくてダムを越えるのが少し手間取りだいぶ時間をロスしました。一旦、滝から離れて殺人の滝へと向かいましたが、ここで不思議の滝がすぐ上流にあるのを思い出して再チャレンジしました。

（１０時１０分） 　久内の滝の左側を登るとその先に滝が見えました。あれが不思議の滝のようです。ただ、水量が多くてよじ登ると全身ずぶ濡れになってしまうので、登るのを諦めました。

不思議の滝 (フシギノタキ)		落差10m	評価4
両岸が切り立っていて容易に近づけず音はすれども姿は見えないことから不思議の滝と呼ばれます。文字通り私にとっても不思議の滝となってしまいました。

（１０時２７分） 　殺人の滝との分岐に戻り、殺人の滝を目指します。

（１０時３７分） 　この辺は物凄い急坂で階段もたくさんあるので、本当は仙の滝の駐車場まで戻って殺人の滝の駐車場から向かったほうが楽かもしれません。１０分ほど坂道を登っていたら、崖下に大きな滝が見えました。かなり下に見えます。あそこまで降りなければいけないかと思うとぞっとします。

（１０時４０分） 　ここから１２０メートルを降ります。

殺人の滝 (サツウゼンノタキ)		落差20m	評価8
（１０時４５分） 　物凄いヒョングリ滝です。
滝つぼまで降りて正面からも見ましたが、この滝の真価は真横から見ないとわからないでしょう。 　滝の映像

泡立の滝 (アワダテノタキ)		落差3m	評価4
（１１時０２分） 　殺人の滝のすぐ下流にある滝で、世立八滝には含まれません。名前の通り、滝つぼが泡立っていました。

井戸の滝 (イドノタキ)		落差15m	評価5
（１１時１０分） 　井戸の滝は久内の滝、不思議の滝から沢登りするか、崖をおりるかしないといけませんが、落ち口を見るだけなら殺人の滝から行くことが出来ます。でも落ちたらただでは済みませんので、びびりながらの覗き見となりました。

（１２時００分） 　結局、世立八滝を見るのに３時間半かかりました。

大仙の滝 (オオセンノタキ)		落差28m	評価8
冬は氷瀑で有名ですが、完全に凍った滝は初めて見ました。
普通は多少はちょろちょろ水が流れているものですが、滝はもちろん下流の川も完全に凍っており、滝前にいるのに音のない世界、氷の世界が広がっていました。 　滝の映像

日本の滝（ホーム）　日本の滝一覧　日本の滝百選　自薦百選の滝　訪問履歴