母の白滝(haha no shirataki)


山梨県南都留郡富士河口湖町河口 総合評価7
 国道137号線から富士河口湖町の浅間神社の大鳥居をくぐり、ひたすら山道を登って行くと、終点が母の白滝だ。



撮影2021/5/22〜23
 二百名山・三ツ峠山を、母の白滝を経由して登るため、再びこの地を訪れた。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(パン×1、カップヌードル×1、チョコレート×4、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×3) 
(9時10分)
 母の白滝近くの駐車場に車を停め、歩き始める。
 鳥居越しに白い水煙が揺れ、滝の姿がすぐに目に入った。
 滝の左手には母の白滝神社が祀られ、ご祭神は栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)。
 その脇にある階段が、三ツ峠山への登山道となる。
母の白滝 (ハハノシラタキ)地図 落差15m 評価7
 水量は前回と変わらず豊かだった。
 左側の木は相変わらず岩壁にしっかりと根を張っていた。
 階段を登ると滝を横から眺めることができ、滝つぼとは異なる表情を楽しめる。
 さらに上流へ進むと、前回は気づかなかったもうひとつの滝が現れた。
父の白滝 (チチノシラタキ)地図 落差15m 評価7
 名の印象とは異なり、母より大きいわけではない。祀られている神が女性であることを思えば、この名付けも納得がいく。
 滝の映像
 沢沿いの道は階段が整備されているものの、急で息が上がる。
 沢を離れると鉄塔が見え、その先で林道と合流した。
 林道と登山道を行き来しながら進む。
 通行止めの柵の先に立派な舗装路が続いていた。
(10時35分)
 林道を離れ、尾根道へ一気に取りつく。
 ここからの登りはかなりの急こう配で、足に堪えた。
(11時50分)
 ようやく目的地の一つ、木無山に到着。
 平坦な尾根道を進むと山小屋が点在し、四季楽園の建物が見えてくる。
 三ツ峠山は、木無山・開運山・御巣鷹山の三つの峰が交わることからその名がある。まさにこの辺りが三ツ峠の中心だ。
 開運山へ向かう急階段は、疲労した足にはなかなか厳しい。
 途中、白い大きな板が二枚並んでいるのが見えた。電波反射板だろうか。
 NHKのアンテナもそびえている。
(12時20分)
 ようやく三ツ峠山の最高峰・開運山(標高1786メートル)に到着。母の白滝から3時間強の行程だった。
 そのまま稜線を進み、御巣鷹山へ向かう。途中にも巨大なパラボラアンテナがいくつも立ち並ぶ。
 御巣鷹山の山頂もアンテナ施設に占拠されていた。
(12時50分)
 アンテナ施設を一周すると、裏側の木に小さな山頂標識が取り付けられていた。
 立入禁止区域の中には標高1760メートルの標柱も見え、ここが山頂であることが分かる。
 御巣鷹山からの鞍部に戻り、カップヌードルで昼食休憩。天気予報は晴れだったが、空はどんよりと曇り、富士山は右側が少し覗いただけでほぼ雲の中だった。
 その代わり、黒岳方面の山並みはよく見えた。
(13時50分)
 木無山の分岐に戻る。左へ進めば天上山のロープウェーに出るという。
(15時45分)
 三ツ峠山の行程は6時間35分。
 せっかくなので、本来の登山口である河口浅間神社へ立ち寄ることにした。
 境内には杉の巨木が林立し、参道には11本の杉並木(うち1本は檜)がまっすぐに天を突いていた。最大のものは幹回りが7メートルもある。
 江戸時代、富士登山はここで参拝し、母の白滝で禊をしてから登ったという。
河口浅間神社の滝 (カワグチコセンゲンジンジャノタキ)地図 落差15m 評価7
 拝殿の前には庭園があった。
 小さな滝が流れ、静かな水音が心地よい。
 滝の映像
 山頂で富士山を望めなかったため、この日は河口湖畔の道の駅で車中泊し、翌日、三百名山の黒岳を登ることにした。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(パン×1、チョコレート×4、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×3) 
(5時45分)
 前日の疲れを考え、最短で登れる裏側の「すずらんの里」から出発。
 林道を歩くとT字路に出るが、右の新道峠は車両通行止め。左へ進む。
(6時00分)
 すぐに黒岳登山道の案内があるが、驚くほど小さく、注意していないと見逃してしまいそうだ。
(6時12分)
 緩やかな道を登ると釈迦ヶ岳へ続く稜線に出た。
 らに進むと御坂山からの稜線と合流し、山頂はもう目の前。
(7時00分)
 1時間15分で黒岳山頂(標高1793メートル)に到着。
 山頂からの眺望はないため、5分ほど先の展望台へ向かう。
 展望台からは、河口湖の向こうに富士山が堂々と姿を現していた。雲は富士山にだけかかっているが、空は快晴だった。
(7時30分)
 山頂に戻り、柿の種とナッツをつまみながら休憩。
(7時45分)
 帰路は時計回りに進む。尾根道を下ると「すずらんの里」へ戻る分岐が現れる。
 途中、崩れている箇所もあったが、慎重に通過した。
(8時5分)
 30分ほどで林道に出る。
(8時30分)
 黒岳の周回は2時間45分。
 すずらんは5月下旬から6月初旬にかけて咲く花で、来週が見頃だが、せっかくなので、すずらんの群生地を散策することにした。
 園内は広く、可憐な白い花が静かに揺れていた。
 来る前はすずらんの花によって、園内全域が白一色になるのかと思っていたが、小さな花なので、そうではない。
 ただ、可憐な花を見つめていると心が和らぐ。
 帰りに河口湖畔へ回り富士山を眺める。
 昨日登った三ツ峠山と黒岳がよく見えた。
 三ツ峠山のアンテナ群もかろうじて確認できる。
 登ったばかりの黒岳は間近に雄姿を見ることが出来た。
 さらに足を延ばし、鳴沢氷穴と富岳風穴へ。
 鳴沢氷穴の気温は0度と少し寒い。
 富岳風穴にも氷柱があり、こちらは気温3度。どちらも夏行くにはいいところだ。
 いずれも鍾乳洞ではなく溶岩洞窟で、鍾乳石は見られないが、氷柱が美しい。



撮影2008/5/17
母の白滝 (ハハノシラタキ)地図 落差15m 評価7
 高さ15メートル、幅も10メートルほどあり、滝前に立つと想像以上の迫力だった。
 左側の大木が岩壁から生えており、よく倒れないものだと感心した。
 滝の映像



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