ハナゲの滝(Hanage no taki)


群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽 総合評価7
 百名山の谷川岳の近くにはハナゲの滝をはじめとしていくつかの滝を見ることが出来る。



撮影2015/10/18
 紅葉が最盛期を迎えた谷川岳へ向かった。朝7時、ロープウェー乗り場に着くと、すでに多くの登山客が列をなし、乗車までに30分ほど待つことになった。秋晴れの休日、山はすっかり賑わっている。
白鷺の滝(シラサギノタキ) 落差8m 評価5
 ロープウェーが動き出すと、眼下に白鷺の滝が姿を現した。
 紅葉に彩られた小滝は、まるで山の懐にひっそりと佇む白い羽のようだった。
 天神平に到着する。
 ここから谷川岳への登山道が始まるが、せっかくなのでリフトに乗り継ぎ、天神峠へ向かうことにした。
 リフトの上からは、ナナカマドの真っ赤な実が秋の光に鮮やかだった。
(8時00分)
 8時ちょうどに天神峠から尾根沿いの道を歩き始める。
 はるか先に谷川岳の双耳峰が見えるが、まだまだ距離はある。
(8時20分)
 20分ほどで天神平からの登山道と合流した。
 木道が敷かれている箇所もあるが、濡れて滑りやすいため、できるだけ土の上を選んで進む。
(8時45分)
 赤い外壁が目印の熊穴沢避難小屋に到着。ここはいわお新道との分岐点でもある。
 ここからはロープ場や、
 鎖場が続き、谷川岳らしい険しさが顔をのぞかせる。
(9時15分)
 天狗の溜まり場と呼ばれる平坦地に着いた。天狗の姿こそないが、登山者たちが思い思いに休憩している。
 山頂は徐々に近づき、稜線の起伏がはっきりと見えてきた。
(9時45分)
 天狗ざんげ岩に到着。周囲には「天狗○○」と名付けられた奇岩が点在し、どれも休憩にちょうど良い場所になっている。
(10時00分)
 肩の小屋に着くと、西黒尾根からの道と合流する。ロープウェーができる以前は、この西黒尾根が谷川岳の一般的な登山道だったという。
(10時10分)
 肩の小屋から10分ほどで山頂に到着。谷川岳は双耳峰でトマの耳とオキの耳の二つの山頂があり、こちらは標高1963メートルのトマの耳だ。
 三角点は低い方のトマの耳に三等三角点があるが、標柱は亡失していて盤石だけが残っている。
 万太郎山から平標山へ続く稜線が美しい。
 東側には至仏山や武尊山の姿も望めた。
 トマの耳からは最高点の標高1977メートルのオキの耳がよく見える。
(10時30分)
 トマの耳から10分ほどでオキの耳に到着。
 眼下には有名な一ノ倉沢が広がる。谷川岳は「世界一死者の多い山」として知られるが、その多くはこの一ノ倉沢での事故だという。
 1960年には宙づりとなった遺体を収容するため、自衛隊が1300発もの弾丸でロープを切断したという痛ましい記録も残る。
 新潟側には巻機山が見えた。
 振り返ればトマの耳の左側が切れ落ちた断崖であることがよくわかる。
 帰り道、崖を登るクライミングパーティーがいて、多くの登山者が息をのんで見守っていた。確かな技術と装備に、山の厳しさと魅力を感じる。
(11時15分)
 肩の小屋から一気に下り始める。
(12時10分)
 登りでは1時間15分かかった区間も、下りは55分で到着した。
(12時30分)
 熊穴沢避難小屋から天神峠分岐までは20分で戻る。
(12時50分)
 天神峠分岐からも20分で天神平に到着。所要5時間弱の山登りだった。
 登りはガラガラのリフトが観光客で超満員だ。手軽に山の雰囲気を味わうには最高の場所だろう。だが、この山が手軽さと死が隣り合った場所であることを忘れてはならない。
 ロープウェーも観光客で物凄い人混みだ。
 確かに、この鮮やかな紅葉はお金を払ってでも見る価値がある。
 帰り道、土合橋のたもとにある湯吹の滝へ立ち寄った。
湯吹の滝(ユブキノタキ) 落差5m 評価5
 扇状に広がる均整のとれた流れが美しく、周囲の紅葉がさらに彩りを添えていた。
 滝の映像



撮影2010/5/15
 春スキーのメッカ「谷川岳天神平スキー場」へ行ったついでに、周辺の滝を巡った。
湯吹の滝(ユブキノタキ) 落差5m 評価5
 ロープウェー手前の橋の下にかかる人工滝。堰ができる前は自然の滝だったのだろう。人工とはいえ、意外に見応えがある。
白鷺の滝(シラサギノタキ) 落差8m 評価5
 ロープウェーから眼下に見下ろせる滝だ。
蛇門の滝(ジャモンノタキ) 落差10m 評価5
 白鷺の滝の下流に当たり、湯吹の滝の橋の袂の未舗装路をしばらく進むと目にすることが出来る。
 狭い岩間を雪解け水が勢いよく流れ落ちていた。
ハナゲの滝(ハナゲノタキ) 落差20m 評価7
 湯吹の滝の袂にその名もレストランホテル湯吹の滝がある。その敷地をかすめるようにして進むと駐車場があり、そこから7分ほど遊歩道を進むとハナゲの滝を見ることが出来た。途中からは沢歩きになるので注意が必要だ。
 ハナゲというなさけない名前だが、実際の滝は、水量の多い見事な滑滝だった。
 滝の映像



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