鼻白の滝(Hanajiro no taki)


和歌山県新宮市熊野川町能城山本
 国道168号線沿い、道の駅「瀞峡街道熊野川」のすぐ近くに、上段48メートル・下段35メートル、合わせて83メートルの二段滝が静かに落ちている。
 名は鼻白の滝。熊野川の深い谷に寄り添うように佇む大滝だ。



撮影2025/12/7
 12年ぶりに鼻白の滝を訪れた。
 入口には「滝つぼへは行けないが滝は見える」と書かれていたが、実際にはどこからも滝が見えない。仕方なく、自己責任で立入禁止の先へ進むことにした。
鼻白の滝(ハナジロノタキ) 落差83m 時間5分 評価9
 拍子抜けするほど難所はなく、あっさり滝つぼまで出ることができた。
 水量は前回より少なかったものの、目の前に立つとやはり迫力がある。
 上段48メートル、下段35メートルの巨大な二段滝とはいえ、滝つぼからは上段がまったく見えず、下段だけが白い帯となって落ちてくる。
 林道を進むと遠望ポイントがあり、そこからは二段の全容がよくわかる。
 雄大な景観だが、一般にはほとんど知られていないのが惜しい。
 滝の映像
 さらに林道を奥へ進むと、右下の沢に小さな滝が見えた。
 ガードレールを跨いで降りていく。
 こちらも難所はなく滝つぼへ出られた。
新四郎ノ滝(シンシロウノタキ) 落差10m 時間3分 評価6/7
 紅葉越しに眺める滝は小ぶりながら美しい。
 谷の静けさと相まって秘境感が漂っていた。
 滝の映像



撮影2013/12/1
 2006年に訪れた際、道の駅「瀞峡街道熊野川」で食べた“ごはん定食”のことを書いたが、その建物自体が跡形もなく消えていた。2011年の台風11号で熊野川が氾濫し、建物ごと流されてしまったという。今は仮設トイレと自動販売機が置かれているだけで、布引滝や白見の滝の被害と合わせ、自然の力の大きさを思い知らされた。
 楽しみにしていた“ごはん定食”がもう食べられないのは残念だった。
鼻白の滝(ハナジロノタキ) 落差83m 評価9
 紅葉を期待して訪れたが、色づいていたのはわずかな木々だけだった。
 滝の映像



撮影2008/6/1
鼻白の滝(ハナジロノタキ) 落差83m 評価9
 前回よりも新緑が鮮やかで、水量も多く、滝の白さがいっそう際立っていた。
 滝名は鼻の形ではなく、白い鼻を持つうさぎに由来するという。
 滝の映像



撮影2006/4/8
  滝へ向かう前、道の駅「瀞峡街道熊野川」で昼食をとった。
 メニューにあった「ごはん定食」を頼むと、本当にごはんと漬物だけが出てきた。値段は800円ほどだったと思う。名前の通りといえばその通りだが、まさかおかずが一切ないとは思わず、少し呆然とした。
 “かあちゃんの店”という素朴な食堂らしいが、漬物もあまり口に合わず、ごはんだけを静かに食べた記憶が残っている。日本でもここだけの体験かもしれない。
鼻白の滝(ハナジロノタキ) 落差83m 評価9
 遊歩道から滝前まで歩くことができるが、入口を通り過ぎて車を進めると展望台があり、二段の全容を眺められる。
  とはいえ、迫力を味わうには滝の真下まで行くのが一番だ。遊歩道から5分ほどで二段目の滝の直下に立てる。
 大きな石を慎重に伝いながら滝前へ出ると、白い水が頭上から落ちてきて、胸の奥まで響くような迫力だった。滝名は途中で二つに割れる形が鼻に似ているからだろうか。
 滝の映像



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