平川不動滝(Hirakawafudou no taki)

群馬県沼田市利根町平川
 100選の吹割の滝のすぐ近くにひっそりとかかる。



撮影2016/7/23
 今回は百名山・皇海山を目指した。
 皇海橋から不動沢沿いに登るルートは、片道3時間ほどで山頂に至る比較的短いコースで、クラシカルな庚申山経由に比べればずいぶんと手軽に思える。
 しかし、その“手軽さ”は登山口に着いてからの話だ。そこへ至るまでに、悪路の林道を約19キロ。パンクを恐れ、時速20キロ以下で慎重に進むため、林道だけで1時間を要した。山に入る前から、すでにひと仕事終えた気分になる 。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、熱湯用水筒
(8時35分)
 駐車場を8時35分に出発。
 クマ避け鈴を鳴らしながら歩き始める。帰りは念のため音楽も流すつもりだ。
 ゲートを越えた。
 5分ほど林道を歩くと登山道入口が現れた。ここからが本格的な山道となる。
 不動沢を横切り、以降は右岸を辿る。
 沢沿いの道は、つい滝に反応してしまう。
 小さな滑を登る。
 二股をいくつか越えるが、道はほとんど右俣へ続いていた。
 やがて看板にある通り、沢そのものを歩く急勾配へ。
 水量が少ないからよいものの、雨天時は相当の難路になるだろう。
 ここも右俣を選ぶ 。
(9時50分)
 勾配がさらに増した。
 泥にまみれたロープをつかんでよじ登る場面も出てくる。
(10時05分)
 出発から1時間半で稜線に出た。ここから山頂までは約1時間。
 この先もロープ場がいくつか続く。
 山頂直前、青銅製の剣が地面に突き立てられていた。明治時代、庚申講の信者が奉納したものだという。山の静けさの中で、剣だけが時代の気配を放っていた。
(11時00分)
 2時間半弱で山頂に立つ。
 二等三角点があるが、周囲は樹林に囲まれ、眺望はほとんど望めない。
 それでも、静かな山頂には独特の落ち着きがあった。
(11時25分)
 カップヌードルで昼食をとり、再び歩き出す。
(12時00分)
 30分ほどで不動沢のコルに戻る。
(13時10分)
 帰りは快調に降って、山頂から1時間45分で戻ることが出来た。
 この後は不動沢にかかる不動滝や円覚滝などを遠望しようと思ったが、樹勢に遮られ全く見えない。そこで、近くの平川不動滝へ8年ぶりに足を向けることにした。
 前回は夕暮れでゆっくり見られなかった場所だ。
 斜面をゆっくり下り、沢へ出る。
 5分ほどで平川古滝庵不動尊に到着した。
 1830年に法神流剣士・星野房吉が奉納した額だ。のちにこの奉額によって、星野房吉は名声を妬んだ園原の剣士・中沢伊之吉によって謀殺されてしまったという。
 静かな滝前に、そんな物語が眠っているとは思いもしなかった。
 石碑は達筆で、時代の気配を今に伝えている。
平川不動滝 (ヒラカワフドウタキ) 落差35m 評価8
 水量は前回とほぼ同じ。
 目の前に落ちる35メートルの直瀑は、やはり胸を打つ。
 岩肌をまっすぐに落ちるその姿は、ただ見ているだけで心が澄んでいくようだった 。
 滝の映像



撮影2008/10/4
 この日は日没間際で、斜面を急いで駆け下りた。画像も思わずボケている。
平川不動滝 (ヒラカワフドウタキ) 落差35m 評価8
 岩壁を一直線に落ちる見事な滝だ。
 暗くなりかけの時間帯で映像はやや沈んだが、それでも滝の迫力は十分に伝わってきた 。
 滝の映像



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