程野の滝(Hodono no taki)


高知県吾川郡いの町清水上分 総合評価9
 幅、約4キロに渡る絶壁に、東から東滝、西滝、権現滝、大樽の滝の4つの巨大な滝がかかります。
 落差は60メートルから100メートルとしていますが、実際には滝の上流にも下流にも滝は続き、これらを含めたら一体何メートルになるのかもわからない超巨大滝です。



撮影2022/5/2
 国道194号線の橋の上で一瞬停まって西滝を撮影しました。
西滝(ニシタキ) 落差100m 評価9
 8年前と同じ5月2日ですが、今回の方が新緑が眩しい気がします。
 グリーンパークほどのにも行ってみましたが、なぜか途中のにこ淵の訪問客が凄かったです。もしかするとテレビで紹介されたのかもしれません。確かににこ淵は水のきれいさは秀逸ものですが、7メートルの落差しかない小さな滝です。
 こんな滝を見に行く暇があったら、程野の滝へ行けば良いのにと思ってしまいました。



撮影2014/5/2
 国道194号線を北上していると、はるか前方に巨大な滝がみえました。これが程野の滝の4つの滝のうちの二つ、左が大樽の滝、右が西滝です。
大樽の滝(オオダルノタキ) 落差60m 評価7
 大樽の滝は国道194個号線からの遠望を拡大したこの写真だけです。西滝登山口から滝の落ち口までは行けるようですが、滝前への道は案内図にはありませんでした。
 国道194号線からグリーンパークほどのを目印に進むと、にこ淵の案内板が見えました。ここから、沢への道を降りて淵まで行ってみました。
にこ淵(ニコブチ) 落差7m 評価5
 きれいなエメラルド色の滝つぼが見えました。これほどきれいなのは長野県の柿其渓谷以来からもしれません。日本でも有数のきれいさであることは間違いありません。
 程野の滝はその巨大さ故に様々なアプローチ方法があります。一つは東滝上流の森林公園から降って行くコース、東滝登山口から行くコース、西滝登山口から行くコースでの主に3つのコースです。
 今回は、東滝は上流から、降って行き、滝前に着いたら駐車場まで登り返し、続いて西滝登山口まで車で行って、西滝、権現滝と巡ってきました。
 森林公園から降って行くと東滝の上流にあたる沢に出ました。ここを横切って、東の左岸沿いの急坂を降りていきます。
東滝(ヒガシタキ) 落差100m 評価9
 駐車場から15分ほどで上から遠望出来るポイントに出ました。実は森林公園へ行く途中からも遠望出来るポイントがあるのですが、それよりももっと近い距離からの見下ろしになります。
 駐車場から23分で滝前へ着きました。余りにも巨大な姿に、ただ唖然として見上げるしかありませんでした。
 東滝の滝前から駐車場を登り返し、次は西滝登山道入り口まで向かいます。
 入り口には親切にも10メートル単位まで記載された案内板がありました。でも、この看板に安心してはいけません。これには登りの大変さは加味されていないのです。
 4分ほどで西滝の案内板のところへ着き、意外と近かったと喜ぶのも束の間、ここからは西滝は全く見えません。西滝下流の沢を渡って少し進むと、木々の間から少し西滝が見えましたが、それでは物足りません。
 さらに歩いていると、入り口から12分で、西滝へ0.29Km、権現滝へ0.42Kmの案内板のところへ出ました。ここを右折して西滝へ向かいます。
西滝(ニシタキ) 落差100m 評価9
 さらに歩いていると、西滝登山口入り口から17分ほどで西滝の絶景ポイントへ出ました。ここからだと西滝の全景が良くわかります。
 さらに6分ほどで滝前へ到着しました。落差のある滝の常として滝つぼはありません。要するに落差がありすぎて、滝の飛沫が滝つぼに到着する前に霧状になってしまうからです。
 滝前から西滝と権現滝の分岐まで戻り、今度は権現滝を目指します。
権現滝(ゴンゲンタキ) 落差60m 評価7
 西滝との分岐から11分で権現滝の滝前まで到着しました。西滝駐車から権現滝だけを目指せば、23分で到着したことになります。
 この滝も他の滝同様、滝前ではその一部しか見れないと思いますが、この位置からは真ん中の木々の生えた岩によって二つに割れた大きな滝を見ることが出来ました。
 滝の映像
 時間は既に5時半を廻っており、急いで駐車場まで戻ったら、20分で戻ることが出来ました。


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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