この日は奥さんとともに、西穂高岳への尾根の入口にあたる西穂丸山を目指す。
山頂駅の西穂高口はすでに標高2156メートル。丸山まではわずか2時間足らず、スノートレッキング感覚で歩ける手軽な冬山だ。 |
(携行装備)
・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ゴーグル、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
・食料(カップヌードル×1、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×3、熱湯用水筒) |
西穂高口駅を出ると、まずは観光客用の「雪の回廊」が迎えてくれた。 |
人の背丈を越える雪壁に、中国からの観光客が歓声を上げている。 |
その脇には、槍ヶ岳初登頂で知られる播隆上人の石碑があり、指先はまさに槍の方向を示していた。 |
(10時40分)
雪の回廊を抜けると、いよいよ登山道が始まる。 |
すぐに小屋が現れた。 |
さらに進むと再び小屋。 |
(11時10分)
なだらかなアップダウンを繰り返しながら進む。 |
(12時00分)
やがて前方に西穂山荘の赤い屋根が見え始めると、斜度が増し、奥さんの息も少しずつ上がってきた。 |
休み休み歩き、ようやく西穂山荘に到着。
テント場にはカラフルなテントが点々と並び、冬山とは思えぬほど賑やかな光景だ 。 |
(12時5分)
せっかくなので山荘に立ち寄ることにした。 |
名物ラーメンで体を温め、30分ほど休憩。 |
(12時40分)
荷物をデポさせて貰って、丸山まで向かう。 |
(12時55分)
山荘からわずか15分で丸山に到着した。 |
正面には笠ヶ岳が大きな笠を広げている。 |
遠くには白山の白い峰が霞んで見える。まだまだ冬の気配が濃い。 |
尾根の先には独標、そして西穂高岳が鋭くそびえている。
しかし、ここから先は両端が切れ落ちた本格的な冬山ルート。予定通り、我々は丸山で引き返すことにした 。 |
尾根に立つと、反対側の上高地方面まで見渡せる。雪原の静けさが胸に染みた。 |
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| 笠ヶ岳から西穂高岳にかけてのパノラマ。 |
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| こちらは焼岳方面のパノラマ。 |
(13時40分)
丸山を13時10分に出発し下山開始し、途中、西穂山荘で荷物をピックアップ。 |
(14時50分)
帰りは1時間10分ほどで西穂高口駅に到着した。 |
西穂高口駅には粟尾の三角点があるが、冬季は雪の中だ。 |
ロープウェーは30分間隔。待ち時間に屋上展望台へ上がると、観光客で賑わっていた。
「にしほくん」と名付けられた雪だるまが愛嬌を振りまき、遠くには先ほど立った丸山が白く輝いている。 |
西穂高岳まではまだまだ遠い。
それでも、観光客より少しだけ山の空気を味わえた気がした。 |