インクラの滝(Inkura no taki)

北海道白老郡白老町社台
 白老町を代表する滝として、インクラの滝と社台滝が有名だ。



撮影2007/8/14
 07年の夏、どうしても心残りだったインクラの滝へリベンジするため、再び北海道へ向かった。
 八戸からフェリーで苫小牧へ渡り、わずか24時間後には再び苫小牧から八戸へ戻るという強行日程。翌日から海外へ出発する予定があったため、まさに弾丸の滝旅だった。
 白老町には、三冠馬オルフェーヴルをはじめ名馬を輩出した白老ファームなど、競走馬の牧場が点在している。
 その牧場地帯を抜け、静かな林道を進んで滝を目指した。
 インクラの滝は現在、立入禁止となっている。それでも覚悟を決め、自己責任で向かうことにした。
 熊鈴と熊避けスプレーを携帯してはいるものの、相手がヒグマとなれば心許ない。ただただ熊に遭遇しないことを祈りながら歩を進めた。
 当日も3組ほど訪れていたが、立入禁止の看板と私の装備を見て、皆あっさり引き返していった。
 熊と落石の危険を前にすれば、無理もない。
(携行装備)
 ・トレッキングシューズ、ストック
 ・帽子、長袖シャツ、ウエストバッグ
 ・GPS、地図、コンパス、高度計
 ・食料(チョコレート×1、ペットボトル×1)
 ・熊よけスプレー、熊鈴
 片道30分の道のり。できるだけ身軽な装備で出発した。
 最初の15分は赤いリボンを目印に熊笹を押し分けるように歩く。その後は、何となく踏み跡の濃い方を選んで歩いていった。
 大きな石や岩を越えて道なき道を進んでいき、とにかく別々川を右にみながら歩くだけだ。
 20分ぐらいで、左側が崖崩れで山肌があらわになった場所にでる。これが看板にあった危険箇所だろうか。
 さらに5分ほど道なき道を進むと右側に高さ100メートルはあろうかという崖が現れ圧倒される。
 だんだん滝への期待が高まったその時、前方にインクラの滝の上部が姿を現した。
インクラの滝 (インクラノタキ) 落差44m 評価9
 よく見ると、滝下には大きな岩が転がっている。インターネットで見た写真には写っていない岩で、流れも二条ではなく、満遍なく広がって落ちていた。
  さらに5分ほどでその大岩の前に到着。周囲には大小の岩が散乱し、右側の岩壁は今にも崩れ落ちそうな迫力。
 これこそが立入禁止の理由なのだろう。
 しかし、滝は圧巻だった。
 灰色の崖の間に茶色の地層が走り、右には崩落寸前の壁、左には垂直の岩壁。
 豊富な水量が滝前に霧状のシャワーを巻き上げ、荒々しくも美しい姿を見せていた。
 滝の映像



撮影2006/8/18
 2006年8月、国道36号線を社台牧場付近から林道へ入り、10キロほど進めば駐車場のはずだった。
 しかし、あと2キロの地点で巨大な木が倒れ、道を完全に封鎖していた。もしこれが帰り道だったらと思うと背筋が寒くなる光景だった。
 この地域はヒグマの生息地でもあり、無理をせず早々に退散した。



日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を無断で複製、変更することは法律で禁じられております。