入日の滝 (Irihi no taki)

愛媛県今治市大三島町宮浦
 入日の滝はしまなみ海道の大三島にひっそりとかかります。



撮影2025/9/30
 続百名城に選定されている能島城(178)へ行ってきました。まずは能島城を解説している村上海賊ミュージアムへ向かいます。
 この付近は瀬戸内海の最も重要な航路の一つでした。能島と鵜島が瀬戸内海の流れをさえぎることから、写真のように激しい潮流を生み、いわば渦巻が天然の要害になっていたといえるでしょう。
 そのため、村上水軍の一派、能島水軍は行きかう船を案内し通行料を徴収する為に室町期以降この地に能島城を築きました。その能島水軍の頭領が村上武吉です。初めは毛利氏に臣従しませんでしたが、のちに臣下となりました。
 織田信長と石山本願寺の戦いでは石山本願寺に組する毛利氏に従い兵糧攻めに苦しむ石山本願寺に物資を搬入する役目を負います。1576年、第一次木津川口の戦いでは焙烙火矢(ほうろくひや→手榴弾)を武器に大勝利を上げました。
 ところが、1578年、再び石山本願寺に物資を搬入しようと木津川口に向かうと、こんどは信長が焙烙火矢対策に用意した鉄甲船6艘の前に大敗(第二次木津川口の戦い)し、無敵と称えられた村上水軍もついに敗北したのです。
 そして1588年、秀吉が発した海賊禁止令により武吉は全ての海上特権を奪われやがて陸へと追いやられてしまいました。
 銘国俊の大太刀、鎌倉時代の(二字)国俊の太刀なら重要文化財級ですが、こちらはいかがでしょうか。
 こちらが能島です。
 拡大すると三の丸、二の丸、本丸が見えました。
 右となりには鯛埼島が浮かびます。祠は弁天様でしょうか。
 続いて大三島へ渡り、入日の滝を目指します。
 駐車場に車を停めて歩き始めると5分ほとでお堂が見えました。
入日の滝 雄滝・雌滝(イリヒノタキ オタキ・メタキ) 落差10m 時間5分 評価5/10
 見事な岩盤ですが、ほとんど水が流れていません。
 良く見ると二筋の流れがあります。右が雄滝、左が雌滝の夫婦滝でした。
 滝の映像



日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を、私的利用を目的とした複製等、著作権法その他法令で認められる範囲を超えて無断で複製、変更することは法律で禁じられております。