金剛山の滝(Kongosan no taki)

大阪府南河内郡千早赤阪村千早 総合評価7
 金剛山は、大阪府千早赤阪村と、奈良県御所市との府県境にある山。登山道は沢山あり、沢沿いのコースには滝がかかり、冬季の氷瀑でも有名だ。
 西側の登山口には百名城に選定されている千早城(55番)もある。



撮影2018/3/17
(11時15分)
 今回は通行禁止になっている妙見谷ルートで金剛山に登る。
 千早城入口の駐車場に車を停め、冷たい空気の中を歩き出す。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、スキーウェア (上)
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・おにぎり×2、チョコレート×2、ペットボトル×3
(11時25分)
 車道を歩いていると10分ほどで妙見谷ルートの入口に到着。
 橋には「妙見谷橋」と刻まれている。
 まずは静かな林道歩きから始まった。
(11時40分)
 前方に崖崩れが見えたところで、左手の踏み跡へと入り沢へ降りる。
 沢靴ではなく登山靴だったが、水量が少なく濡れる心配はなかった。
 最初の小滝は右側から越える。
 そこから先は、まるで試練のように次々と滝が現れた。
横飛滝(ヨコトビタキ) 落差5m 評価2
 これまでの小滝とは異なり、やや落差のある直瀑が現れる。
 横飛滝という名前がついており、左側に張られたロープを頼りに越えていく。
 さらに上流にも小滝が連続し、右から高巻いたり、直登したりと変化が続く。
 この滝は右側から高巻いた。滑ったら滝つぼ一直線なので慎重に歩く。
 この滝は直登りした。
(12時00分)
 前方に大きな滝が姿を現した。
妙見滝 (ミョウケンタキ) 落差10m 評価6
 妙見谷最大の滝だが、滝つぼがない。台風で埋まってしまったという。
 滝の映像
 右側を高巻くが、左にも道があるようだ。
 滝上で林道からの道と合流し、沢を渡って右岸の踏み跡へ。落ちればただでは済まない高さで、むしろ沢を歩く方が安全に思えるほどだ。
 そこで沢を歩く。
 小滝を次々と越えていく。
 まだまだ沢は続く。
 河原にケルンがあり、ルートが正しいことを確認した。
 結構落差がある滝だが、右側のコードを使って登る。
 階段のような滝は直登りした。
 二股に出たがここは左側の水量の多い方に向かう。
 すぐに正面が大きく崩れているところに出た。最初は正面の崖に真っすぐ進んだが、ここは右側が正解。
 段々と水がなくなってきた。
 倒木に赤テープが三本もある。
 水はなくなり笹林へと変わる頃には斜度が増し、山頂が近いことを感じさせた。
 千早本道が下に見える。
 立入禁止の妙見谷コースの入口に到着。
(14時00分)
 途中でコースを間違えたこともあり、前回のツヅジオ谷ルートの倍もかかってしまった。
 でも、14時のライブカメラにはぎりぎり間に合いみんなで仲良く記念写真を撮るが、本当に大阪らしい。
 霞の向こうには大阪のビル群、さらに六甲山まで望めた。
(14時25分)
 30分ほど昼食休憩をとり帰路は千早本道へ。
 途中、楠木正成の墓所に立ち寄る。
(15時25分)
 1時間で麓へ下山。せっかくなので名物の豆腐を買って帰った。



撮影2018/1/21
 氷瀑を期待して、再び金剛山を訪れた。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、スキーウェア (上下)、ゲイター、アイゼン(チェーンスパイク)
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・キャラメル×2、チョコレート×2、ペットボトル×4
(7時20分)
 ネットで最近の氷瀑の状況を確認してたが、ここのところ暖かかったので心配。
 お豆腐屋さんを過ぎて左へ曲がる。
 前回同様、ツヅジオ谷へと入っていく。
腰折れ滝 (コシオレタキ) 落差15m 評価7
 全く凍っていない。まるで春の陽気。
一の滝 (イチノタキ) 落差10m 評価5
 しかもデジカメのメモリーを忘れてスマホでの映像。
二の滝 (ニノタキ) 落差15m 評価7
 しっかりと事前調査して再訪したい。
 滝の映像
(8時30分)
 前回は沢を最後まで詰めたが、今回は左へと曲がる。
(8時45分)
 ここの登りは急で大変だった。
(8時57分)
 前回はお地蔵さんまで2時間15分かかったが、氷瀑がなく急いで登ったからか、今回は1時間40分で到着。
(9時00分)
 9時のライブカメラに5秒遅刻で写ることが出来ない。
 そこで、9時30分まで粘ってしっかりと映ってきた。
 はるか遠くに大阪の街並みも見える。
(9時45分)
 結局、山頂には45分ほどいた。立入禁止が妙見滝のある妙見谷コースだが、未整備の為、自重して登山本道を降りる。
 ほとんどが階段で良く整備されていた。
 ウルトラマンとバルタン星人のお地蔵さんは仲が良さそう。
(10時25分)
 折角なので、千早城経由で帰ることにした。
 千早神社にお参り。
 日本の100名城の一つだ。
(11時00分)
 3時間40分で一回り出来た。



撮影2017/12/24
 氷瀑にはまだ少し早い時期ではあったが、冬の訪れを確かめる下見を兼ねて金剛山へ向かった。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・キャラメル×2、チョコレート×2、ペットボトル×4
(9時00分)
 冬山の練習も兼ねて重登山靴に12本爪アイゼンまで持参したが、歩き始めてすぐに「これは過剰装備だったな」と苦笑する。簡易アイゼンで十分な状況だった。
 一般道は豆腐屋の先を右へ入るが、今回は左へ折れ、ツツジオ谷コースへ。
 しばらく林道を歩くと、右手へ登る分岐が現れ、そこから沢沿いの道へと入っていく。
(9時30分)
 遭難時の連絡ポイントB−3付近で、大きな滝が姿を現した。
腰折れ滝 (コシオレタキ) 落差15m 評価7
 腰折れ滝は、二段の段瀑で、名の通り途中で折れ曲がるような形をしている。
 周囲には広葉樹が多く、紅葉の頃はさぞ美しいだろう。
 腰折れ滝を右岸から高巻く。
 沢には幾つもの小さな滝がかかっていた。
(10時00分)
 B−6付近で再び大きな滝に出会う。
一の滝 (イチノタキ) 落差10m 評価5
 こちらも段瀑で、下段の岩壁は斜めに大きく割れ、上段は左右がうっすらと凍り始めていた。冬の気配が濃くなる。
 右岸を大きく巻いて越えると、沢の水はところどころ凍りつき、空気も一段と冷たくなった。
(10時20分)
 B−7付近で、前方に堂々とした滝が現れた。
二の滝 (ニノタキ) 落差15m 評価7
 二の滝は、左右が凍りつき、氷瀑の片鱗を見せている。厳冬期には見事な氷のカーテンとなるのだろう。ぜひ真冬に再訪したい。
 沢は完全に凍っていた。
 沢は完全に凍り、慎重に足を運ぶ。滝を過ぎて尾根へ向かうが、沢沿いの道は藪が多く歩きにくい。左へ分岐する道もあったが、落葉後で見通しが良く、そのまま直進した。
 やがて水が消え、乾いた沢筋をひたすら登り詰める。
(11時15分)
 ようやく尾根に出た。尾根道のお地蔵さんに挨拶し、山頂へ向けて最後の登りに入る。
 山頂の国見城跡の広場に着いた。
(11時25分)
 2時間半ほどで山頂へ到着。
 金剛山山頂はライブカメラで有名で30分毎に自動撮影されている。
 私も11時30分と12時の2回、しっかり写ってきた。結婚22周年を祝うご夫婦もおられ、山頂はどこか温かい雰囲気だった。
 山頂からは大阪市内が一望出来る。
 金剛山転法林寺も雪に覆われていた。
 転法林寺のご本尊の化身の牛王。
 しだれ桜。
 山頂の葛木神社へと向かう道は完全にアイスバーンでアイゼンがないと歩けない。
 根本から二本に分かれた夫婦杉。
 大国主の尊が宿った福石。
 葛木神社本殿に到着。
 金剛山山頂は一般的には時計台のある山頂広場だが、実際は葛木神社本殿裏の葛木岳 (1125メートル) が山頂だ。ただ、神域の為、山頂に行くことは出来ない。
 ロープウェー方面へと歩いていくと仁王杉があった。
 そこから少し回り道して湧出岳へと向かう。
(12時40分)
 湧出岳山頂に到着したが、山頂からの展望はなかった。
 金剛山は1125メートルだが、ここ湧出岳 (1112メートル)に一等三角点「金剛山」が設置されている。
 ロープウェー方面へと歩くと展望台が見えた。
 展望台からは先ほど歩いた葛木岳と湧出岳がよく見えた。
(13時30分)
 帰りはロープウェーを使うことにする。
 ロープウェーの山麓駅から歩いているとマス釣り場が見えた。
 マス釣り場の外れにバーベキュー場があり、この奥に赤滝を見ることが出来る。
 私有地なので、滝を見るにはマス釣り場の許可が必要だ。
赤滝 (アカタキ) 落差10m 評価4
 うっそうとした森の中をいかにもきれいな水が勢いよく流れ落ちていた。
 滝の映像
(14時40分)
 こうして6時間弱の周回を終えた。冬の入口に立つ金剛山は、静けさと厳しさが入り混じる、味わい深い山だった。



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