旧関山宝蔵院庭園滝石組(Kyusekiyamahozointeien takiiwagumi)

新潟県妙高市大字関山
 旧関山宝蔵院庭園は、妙高山の麓に広がる関山神社の別当寺・宝蔵院の跡地にあり、室町時代の作庭と伝わる名園である。



撮影2025/8/2
 続百名城に選定されている鮫ヶ尾城(133番)を訪ねた。
 鮫ヶ尾城は春日山城のすぐ近くに位置し、最前線の要塞としての役割を担っていた。
 謙信亡き後、景勝と景虎が争った御館の乱では、景虎側の堀江宗親が城主を務めていたが、最終的に景勝へ内通し、招き入れた景虎を見捨てて城に火を放った。
 景虎は妻子とともに自刃し、鮫ヶ尾城は悲劇の舞台として名を残すことになる。
 駐車場から5分ほど歩くとプレハブの総合案内所に着く。
 案内所で色々教えて貰い、熊鈴と熊よけスプレーを身につけ、いよいよ登城開始。
 ここから一旦、沢へ向けて降りた。
 堰堤を歩く。
 本来の鮫ヶ尾城登山道へ出ると、後はひたすら登りが続く。
 ようやく東一ノ丸跡に着いた。
 ここを登り切れば本丸跡だ。
 総合案内所から35分で到着。
 鮫ヶ尾城の石碑だ。
 本丸跡に立つと、上越市街から日本海まで見渡せる雄大な眺めが広がっていた。
 その後、旧関山宝蔵院庭園を再訪。
 この日は妙高山が雲に隠れ、借景を楽しめなかったのが残念だった。
 それにしても池の中央に浮かぶ亀島は、今にも歩き出しそうな生命感を湛えていた。
旧関山宝蔵院庭園滝石組(キュウセキヤマホウゾウインテイエンタキイワグミ) 落差5m 評価4
 小さな石を丁寧に積み重ねた滝石組は、控えめながら実に品がよい。
 離れ落ちの滝の配置も絶妙で、室町の美意識が今も息づいているようだった。
 滝の映像



撮影2024/10/14
 関山神社は、山岳信仰の聖地・妙高山の里宮として和銅元年(708年)に創建された。
 参道には巨木が立ち並び鎮守の森を形成している。
 反橋を渡ると、いかにも古社らしい静けさが漂っていた。
 まずはお参りを済ませる。
 神社の駐車場から200メートルほど歩くと旧関山宝蔵院庭園に着く。
 この庭園の最大の特徴は、妙高山そのものを須弥山として借景に取り込んでいる点だ。
旧関山宝蔵院庭園滝石組(キュウセキヤマホウゾウインテイエンタキイワグミ) 落差5m 評価4
 須弥山は古代インドの世界観の中心をなす聖なる山で仏教においても引き継がれた。日本では弥山(大峰山石鎚山)や妙高山が時に例えられるが、まさに本物の須弥山(妙高山)を借景とした唯一無二の庭園といえる。
 滝の映像
 案内図にはこちらの松が植えられた島が亀島と記載されていた。
 鶴の方は特に説明がないが、亀に向き合っているこの出島で間違いないだろう。灯篭が鶴の羽だと思われる。
 池泉回遊式庭園なので背後に回るとこちらにも妙高山を借景とした三尊石があった。
 須弥山浄土式庭園として、これほど完成度の高い庭園は他にないのではないか。



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