旧田村家枯山水枯滝石組(Kyutamurakekaresansui karetakiiwagumi)

福井県大野市城町7
 旧田村家は越前大野城の城下町にあります。



撮影2025/6/26
 12年振りに続百名城に選定されている越前大野城(138番)を再訪しました。今回は西登り口から長い石段を登ります。
 登り終えると土井利忠公の銅像がありました。幕末期に藩政改革に着手し、藩校明倫館の開設、洋書購入、西洋医学の採用、種痘実施、西洋砲術の採用、蝦夷地探検と開拓など様々な事業を行った名君です。
 本丸に向かってさらに石段を登りました。
 大きな門をくぐります。
 本丸には金森長近公の銅像がありました。越前大野城は1575年、金森長近が越前一向一揆を平定した恩賞として織田信長から与えられ城郭を築いたの始まりです。
 天守閣は1968年に鉄筋コンクリート造りにより推定再建されました。
 階段にうさぎの絵が描かれ、写真スポットになっています。
 あいにくの雨模様により城下町は霞んでいました。
 続いて近くの旧田村家へと向かいます。
 ここは近くの旧内山家とともに映画「雪の花」のロケにも使われました。
 庭には枯山水があります。
旧田村家枯山水枯滝石組(キュウタムラケカレサンスイカレタキイワグミ) 落差1m 時間2m 評価1/10
 少し単調な庭ですが、滝石組は結構存在感がありました。
 滝の映像
 最後は旧内山家に行くことにします。
 門から入りました。
 二階は天井部屋を大きく使えるように船底天井になっています。
 格子戸が夏の風情を引き立てました。これで風鈴があれば最高です。
 額縁庭園も見ることが出来ました。
 この庭園からは大野城も見ることが出来ます。
 水路を辿って行くと、
 池に出ました。白砂ではなく苔で表現しているのが独特です。



撮影2013/8/24
 勝山には実際に天守閣があったそうですが、もちろんこんなに立派なものではありません。このお城も多田清氏が勝山市のためにと考えて私財を投げ打って建てたものです。現在は「財団法人多田清文化教育記念財団」が博物館を運営しています。
 高さは名古屋城を2メートル上回る58メートルもあり、もちろん日本一だそうです。中は博物館になっており、鎧、兜、刀などの武具が展示されています。特に2階の障壁画は見ごたえがありました。
 折角ですので、隣町にある続百名城の越前大野城(138番)にも行ってみました。
 こちらは1795年に焼失するまで実際に天守閣があった歴史の裏づけのある由緒あるお城です。
 駐車場から天守閣までは小山を15分ほど歩いて登る必要があり、結構な運動になります。その為か、市民の憩いの場となっており、私が行った時も多くの人で賑わっていました。
 200円で天守閣内にも入れますが、展示物はお客さんのいない勝山城博物館と違って、貧弱そのものです。
 多田清氏の遺産の再評価がなされても良いのでと思いました。



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