巻機山ヌクビ沢の滝(Makihatayama no taki)


新潟県南魚沼市清水 総合評価8
 巻機山にはいくつかの登山道があるが、ヌクビ沢コースは沢登りの為、いくつもの滝を見ることが出来る。但し、尾根道と違って、常に滑落の恐れがある危険度の高いコース。
 実はここを知ったのは、んがお工房さんの「新潟名滝探検」で新潟の滝ベスト9に選ばれていたからだ。この本でこのコースの危険度を事前に知っていたおかげで万全の準備で行くことが出来た。



撮影2013/10/13
(6時45分)
 6時30分前に桜坂駐車場へ着いたものの、すでに満車。仕方なく手前の路肩に車を寄せた。桜坂駐車場で登山カードを提出し、6時45分に歩き出す。すぐに尾根道との分岐が現れ、今日は迷わずヌクビ沢コースへ向かう。
(携行装備)
 ・沢靴、ストック、帽子、軍手、防水手袋、レインウエア上下、熊避鈴、熊避スプレー、音楽プレイヤー
 ・GPS、コンパス、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(ウイダーインエネルギー×3、チョコレート×2、弁当×1、水筒×1)
吹上の滝(フキアゲノタキ)地図 落差15m 評価6
(7時30分)
 木々の間を進むと、避難道と沢道の分岐に出る。迷わず沢道へ。右岸沿いの道を辿ると、ほどなく吹上の滝が姿を現した。
 大きな滝つぼが印象的で、朝の光を受けて静かに揺れている。
(7時45分)
 開けた場所に出ると、後方にアイガメの滝が見えた。登山道は右岸だが、せっかくなので滝を直登してみることにした。
アイガメの滝(アイガメノタキ)地図 落差40m 評価8
(7時55分)
 ナメ状の斜面を滑り落ちた水が、一気に滝つぼへ吸い込まれる豪快な滝だ。左側に登山道があるが、滑落すれば滝つぼまで一直線。慎重に足を運ぶ。
(8時15分)
 前方に天狗岩が姿を見せる。ヌクビ沢コースと天狗尾根コースの分岐はもうすぐだ。
(8時20分)
 ヌクビ沢コースと天狗尾根コースの分岐に到着。沢を詰める道を選び、さらに奥へ。
(8時40分)
 布干岩の下にある滝に着く。左側に赤い矢印があり挑戦してみたが、滑って登れない。右側を慎重に登るしかなかった。
(8時48分)
 布干岩は200メートル以上続く一枚岩のナメ。滑り落ちればただでは済まない。慎重に歩を進めながら、ここを下ることを想像すると背筋が冷える。行者の滝を見たら引き返すつもりだったが、このナメを下るのは危険と判断し、予定を変更して巻機山山頂へ抜けることにした。
(9時00分)
 三ー沢にかかる滝が見える。左側の本流には行者の滝も姿を現した。
行者の滝(ギョウジャノタキ)地図 落差20m 評価8
(9時05分)
 他のナメ滝とは異なり、堂々たる直瀑。ヌクビ沢のハイライトだ。右側の斜面をよじ登るが、岩は脆く崩れやすい。ここも危険箇所のひとつ。
 滝の映像
(9時30分)
 行者の滝の上流は無名の滝が連続する。
(9時55分)
 直登できそうな滝は極力登っていく。沢靴ならではの楽しさだ。
(10時35分)
 小さな滝が次々と現れ、飽きる暇がない。
(10時50分)
 左の別沢に落差のある直瀑があった。この滝を過ぎ、しばらく進んだところで沢を離れ、右側の小尾根へ取り付く。
(11時35分)
 ようやく尾根に抜けた。沢の音が遠ざかり、風の音だけが残る。
(11時45分)
 巻機山の裏側にかかる滝が見えた。沢から尾根へ移ったことを実感する瞬間だ。
(12時00分)
 予定外ではあったが、百名山・巻機山の山頂に到着。入口から5時間15分。霧が出て展望はなく、標高2千メートル近い冷気が体を冷やす。12時10分、下山開始。
(12時35分)
 一度下ったのに再び登り返し、ニセ巻機山山頂へ。ここから本格的な下りとなる。
(13時40分)
 6合目付近からヌクビ沢を見下ろす。白く光る沢筋を登ってきたと思うと、感慨深い。
(15時00分)
 山頂から2時間50分、ようやく下山。全行程8時間15分。最後は完全にバテてしまった。
 ヌクビ沢コースは上級コースとされており、確かに登山靴ではかなり難易度が高く危険度も高い。
 しかし沢靴を履けば、緊張と楽しさが入り混じる、魅力的な沢登りが味わえるだろう。



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