水分れの滝(Mizuwakare no taki)

兵庫県丹波市
 水分れの滝は本州の中央分水嶺で最も低い地に造られた人工の滝です。



撮影2025/6/3
 戦国時代に黒井城の下館だったところが興禅寺です。
 左が赤井直正、右が明智光秀でしょうか。とてもトイレとは思えませんが、興禅寺駐車場のトイレに書かれていました。
 大きな楼門に圧倒されますね。
 堀と塀は城跡だったことを物語る立派なものです。
 実は興禅寺は江戸時代に大奥を支配した春日局(幼名お福、後に徳川家光の乳母)が産まれたところでした。こちらは春日局が座ったとされるお福腰かけ石です。
 春日局は赤井氏の後に城主となった明智光秀の家来、斎藤利三の娘で3歳までここに居住していました。
 本堂の隣にある庭園は石橋がかかりサツキがきれいです。
 お福が産まれ産湯を使ったとされる井戸もありました。
 興禅寺の右奥には歌道寺があります。
 絵図を見ると大きな本堂があるように見えますが、それほどでもありません。
歌道寺洗心の瀧(カドウジセンシンノタキ) 落差3m 時間0m 評価1/10
 寺の前には天皇陛下から御下賜金下付記念として相念の池と先心の瀧が造られたとあります。
 本堂との間の斜面を利用した滝ですが、庭園内を黒いパイプが横切るなど心を洗われるほどではありませんでした。
 滝の映像



撮影2025/6/1
 百名城に選定されている篠山城(57番)へ行ってきました。
 篠山城は1609年に徳川家康の命により丹波篠山盆地に築城されています。この時代はまだ豊臣家も健在であり、山陰道の要衝を抑える必要があったのでしょう。
 城主は、松井松平家一代、藤井松平家二代、形原松平家五代、青山家六代の歴代篠山藩主を経て明治維新を迎えています。
 三の丸西駐車場に車を停めて埋門跡から本丸に登ると2000年に復元された大書院が見えました。
 青山神社は明治時代の1882年に青山家の旧恩を追慕する人々によって建立された神社で徳川家光の代に老中を務め岩槻城主だった青山忠俊(昭和になって篠山藩主の忠裕も合祀)が祭られています。
 天守台はありますが、天守閣は造られず隅櫓が築かれました。
 大書院は明治維新後も取り壊されずに小学校等に使用されていましたが、1944年に失火により焼失しています。何と消防訓練中の失火というから笑えます。
 2000年に復元され大広間など見学出来ます。
 上段の間は君主の威厳を示すものとして折上(おりあげ)天井が採用され障壁画も松が描かれていました。
 帰りは表門から帰ります。
 続いて続百名城に選定されている黒井城(163番)へ行きました。
 建武新政時に赤松貞範が築城、戦国時代に赤井氏の居城となりますが、1579年に明智光秀に攻められ落城します。その後、斎藤利三が城主となり改修し、関ヶ原の戦いの後、廃城となりました。
 丹波市春日町黒井地域にそびえる標高356メートルの城山に位置します。
(13時15分)
 駐車場に車を停めて、別名、保月城と呼ばれる黒井城を出発します。登山道はゆるやかコースと急坂コースがありますが、迷わずゆるやかコースを行きました。
 獣柵を開けましたが、クマが出るのは嫌ですね。
(13時45分)
 30分で赤門に到着しました。5分ほど休憩し出発します。
 本丸まであと少し。
 東曲輪に到着しました。石垣は良く残っています。
 三の丸は山の上とは思えないほど平らで広々としていました。
 階段を登れば本丸です。
 本丸も広々としていました。
(14時00分)
 45分で山頂に到着です。山頂標識も黒井城ではなく江戸時代に呼ばれていた保月城になっていました。
 三角点は三等三角点「城山」です。
(14時20分)
 山頂からは黒井の街並みが一望出来ました。山頂には20分ほど滞在し下山しますが、山頂にいたガイドの方が急坂コースは転倒リスクがあるからゆるやかコースで行った方がいいよとのアドバイスに従い帰りもゆるやかコースで帰ることにします。
(14時50分)
 帰りは30分で帰ることが出来ました。
 続いて本州で最も低い中央分水嶺に行くことにします。
 何と最も低いところは標高95メートルしかありません。
 右へ流れると加古川を通って瀬戸内海、左へ流れると由良川を通って日本海へ注ぎます。
水分れの滝(ミズワカレノタキ) 落差5m 時間5m 評価3/10
 水分れ公園内に水分れの滝がありました。
 残念ながら水が流れていません。これだけの豪快な石組です。水が流れるところを見たかったですね。
 尚、この滝の水系は加古川と由良川両方ですが、とりあえず加古川にしときました。
 滝の映像



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