武蔵の庭園の滝(Musashinoteien no taki)


兵庫県明石市明石公園1
 百名城に選定されている明石城(58番)は、現在は明石公園として市民に開放されており、その一角に「武蔵の庭園」が復元されている。



撮影2024/6/12
 木戸をくぐり、静かな木立の中へと足を踏み入れると、武蔵の庭園が広がっていた。
 宮本武蔵といえば剣豪として名高いが、武術のみならず絵画や作庭にも優れた才能を発揮した人物である。
 この庭園は、武蔵が明石城に併設して作庭したと伝わる庭をもとに復元されたものだ。
 南側へ目を向けると、34階建てのタワーマンション「プウドタワー明石」がそびえ、歴史と現代が同じ景色の中に同居している。
 北側には小滝と大滝が見えるが、池の水が茶色く濁っており、どこか不気味な印象を受けた。明石市民はこの色を気にしていないのだろうか。私はどうにも落ち着かない。
 もしかすると、珪藻類などの植物プランクトンが大量発生しているのかもしれない。
 武蔵の庭園の特徴は、小滝と大滝が対になって配置されている点にある。
小滝(コタキ) 落差1m 評価1
 小滝の落ち口にはホースが通されており、せっかくの景観が台無しで興ざめだ。
 どうしても水を引くなら、ひぐらし池から自然に導水する方法もあったのではないか。
 いずれにしても、庭園の正面にホースを見せてしまうのは惜しい。
 続いて大滝へ向かう。
大滝(オオタキ) 落差2m 評価2
 大滝の力強さに感心した。迫力満点だ。石組の重厚さも相まって、庭園の中心としての存在感を放っている。
 ひぐらし池の前から巽櫓を望むと、明石城の構造がよくわかる。
 明石城は本丸の四隅に櫓を設けることで天守閣を省略した城郭だ
 だが、天守を築く計画はあったようで、天守台跡がしっかり残されていた。
 歴史の名残と、武蔵の美意識が静かに息づく庭園であった。



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