| 兵庫県神崎郡神河町南小田 |
撮影12/4 |
総合評価7 |
太田の滝は、揚水発電施設の長谷ダム調整池、太田ダム調整池を抜けた先の太田第2ダムの先にあります。揚水発電施設は合計6つのダムを集中させた何とも贅沢な設備です。本来、水力発電はゼロエミッションが利点の発電のはずですが、ここは違います。
これだけの大規模な設備ですが、揚水発電は、原発が停まると存在価値をなくしてしまいます。というのも、夜間、下池から上池へ水を汲み上げ、電力需要の多い昼間に再び下池へ水を落として発電しますが、トータルでは3割ぐらいエネルギーのロスとなるからです。昼夜での発電量の調整が出来ない原発を前提とした施設であり、石油を燃やして稼動したのでは経済性が著しく劣ることになります。 |
これから電力料金が上がるのではないかと危惧しつつ辿り着いたところに太田の滝の案内がありました。滝まで600メートルと近いので楽勝と思いがちですが、この表示には高低差が示されていません。滝を下から見上げる為、遊歩道を下らなければならない為、かなり大変でした。 |
5分ほど歩いていると、水路が現れました。これは明治時代に造られた南小田第一発電所への水路です。つまり滝の上流で取水されている訳です。
ここを過ぎると急な下りになります。 |