岡山後楽園の滝(Okayamakorakuen no taki)

岡山県岡山市北区後楽園1
 岡山後楽園は、金沢兼六園・水戸偕楽園と並ぶ日本三名園のひとつとして広く知られている。



撮影2024/5/11
 後楽園には沢の池、花葉の池、花交の池など大小さまざまな池が点在している。
 今回は逆時計回りに園内を巡ることにした。最初に現れた沢の池の広さに思わず足が止まった。水面が大きく開け、庭園のスケールの大きさを一気に感じさせてくれる。
 やがて花葉の池に差しかかると、左手から渓流瀑の水音が聞こえてきた。
花葉の滝(カヨウノタキ) 落差3m 評価3
 花葉の滝は、花葉の池へと流れ込む。
 人工とは思えない自然な佇まいだった。
 池のほとりには池田綱政が運ばせたという大立石が構え、あまりに巨大なため90個に分割して運んだという逸話が残る。
 豪快な石組は大名庭園にふさわしい風格を漂わせていた。
 少し歩くとお腹がすいたので南門から一度外へ出て茶そばをいただく。ふと視線を上げると、岡山城の天守が見えるではないか。
 せっかくなので百名城・岡山城(70番)にも立ち寄ることに。
 戦国時代、宇喜多氏が本拠地とすることで近世城郭としての基礎が造られたが、宇喜多秀家は関ヶ原の戦いで改易された。その後、小早川氏、池田氏が城を拡張、池田光正の家系が明治維新まで続く。
 明治に入ると廃城令により天守・月見櫓・西之丸西手櫓・石山門を残して全て破却、太平洋戦争では天守・石山門も失ってしまう。
 1966年に小早川秀秋時代の天守へと鉄筋コンクリートで外観復元された。
 まずはエレベーターで最上階へ。
 天守から城下を眺めると、殿さま気分で風景を見下ろすことができた。
花交の滝(カコウノタキ) 落差3m 評価3
 後楽園へ戻り、花交の池へ向かう。
 こちらも小ぶりな滝だが、水量は豊かで、池に心地よい動きを与えている。
  花交の池の中央には亀島が浮かび、縁起の良い景観をつくっていた。
 亀島の向こうに花交の滝が見え、池と滝が一体となって穏やかな風景を形づくっている。
 滝の映像
 後楽園は旭川の河原につくられたため、全体として平面的な構成になっていた。
 そこで池田綱政の子・継政が築いたのが唯心山で、庭園に立体的な奥行きを与える役割を果たしている。
 唯心山に登ると、沢の池の全景が一望できた。
 広大な池と芝生、島々が織りなす景観は、まさに名園の名にふさわしい壮大さだ。



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