岡崎城の滝(Okazakijyo no taki)

愛知県岡崎市康生町 総合評価2
 徳川家康生誕の地として知られる岡崎城は、百名城(45番)にも選ばれている。城下を歩けば、歴史の層が静かに息づき、往時の気配がそっと寄り添ってくる。



撮影2024/11/29
 天守へ向かう道すがら、巽櫓の前に小さな庭園が現れた。
辰巳櫓前庭滝石組(タツミヤグラゼンテイタキイワグミ)地図 落差2m 評価2
 中央で頭をもたげるような石は、亀石だろうか。右上には滝石組が控えめに姿を見せ、静かな庭にわずかな動きを添えていた。
 岡崎城の天守は明治の廃城令で取り壊されたが、1959年に鉄筋コンクリートで再建された。
 天守前には岡崎の頭文字「O」を模した丸いオブジェが置かれているが、伝統的な景観との調和を思うと、どこか落ち着かない印象を受けた。
 とはいえ、天守そのものは60年以上前の建築とは思えないほど美しく整えられている。これは、2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」に合わせて大規模な刷新が行われたためだという。展示の説明も丁寧で分かりやすかった。、
 龍の視点で城内を案内するプロジェクションマッピングには思わず見入ってしまった。
 江戸時代の岡崎城を再現した模型も精巧で、家康が好んで採用した「馬出し」の構造がよく理解できた。
 真田丸で知られる馬出しは、城門の外側に曲輪を築いて防御力を高める仕組みで、攻守に優れた工夫である。
 最上階からは岡崎市街が一望でき、城下の広がりをしばし眺めた。
騎馬武者像の滝(キバムシャゾウノタキ)地図 落差2m 評価2
 天守を降りて二の丸へ向かうと、騎馬武者像の背後に人工の滝が流れていた。
 若き日の家康を象った像で、家康公生誕450年を記念して1994年に造られたものだという。ただ、
 馬の脚が省略されているためか、どこか不気味な印象を受けた。
 大河ドラマに合わせて新設された「三河武士のやかた家康館」では、松本潤氏が劇中で着用した金荼美具足が展示されており、体験コーナーも充実していた。
 閉館間際の17時に外へ出ると、ちょうど時計塔のからくりが始まった。武士が能を舞う演出で、外国人観光客を意識した趣向のようだ。
 日が暮れると、城内のあちこちでLEDの光が灯り始めた。
 天守は緑色に浮かび上がる。
 家康の銅像も幻想的な光に包まれた。
 丸い光の輪の向こうに家康像が浮かび上がる。
 横から見ると「OKAZAKI」の照明越しにその姿が重なって見えた。
 花時計にはハート型の光が浮かび、若い女性に人気が出そうな演出である。
 岡崎市も訪日客の誘致に力を入れているのだろう。しかし、この夜景を眺めている人は意外なほど少なく、静かな光景が広がっていた。



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