近江孤篷庵庭園枯滝石組(Omikohoen takiiwagumi)

滋賀県長浜市上野町地図
 近江孤篷庵は小室城主で、千利休、古田織部とともに日本三大茶人としても名高い小堀遠州の菩提を弔うために、2代目城主宗慶が、江戸時代前期、京都大徳寺から僧円恵を招いて開山した臨済宗大徳寺派の寺。



撮影2025/12/21
 近江孤篷庵という名は、小堀遠州が京都・大徳寺に建立した孤篷庵にちなむという。
 遠州ゆかりの名を受け継いだこの寺は、かつて小堀家の菩提寺として栄えたが、江戸後期、六代藩主・政方が伏見奉行を務めていた折に家が改易となり、寺もまた衰微の道をたどった。明治維新後は無住のまま荒れ果て、往時を偲ぶ影も薄れていたという。
 その静寂に再び息を吹き込んだのが、1965年の小堀定泰による再建である。「遠州好み」と称される庭も同時に手が入り、失われかけていた美意識が蘇った。
 本堂の東側に回ると、池泉回遊式の庭園が姿を見せた。水面は冬の光を淡く返し、歩を進めるごとに景色が移ろう。
 南側には対照的に、簡素な石組で構成された枯山水が広がっている。東庭・南庭ともに自然の地形を巧みに取り込み、近江八景を模したと伝わるその設計は、控えめながらも深い趣を湛えていた。
近江孤篷庵庭園枯滝石組(オウミコウホウエンタキイワグミ) 落差1m 時間6分 評価1/10
 さらに奥へと目を凝らすと、落差1メートルほどの枯滝石組が見えた。石を積み上げ、その上に水落石を据えた構成は、静けさの中にわずかな動きを感じさせる。派手さはないが、まさに遠州好みと呼ぶにふさわしい渋さが漂っていた。
 滝の映像



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