松坂市森林公園の滝 (Matsuzakashishinrinkoen no taki)

三重県松阪市伊勢寺町
 観音岳のふもと・松坂市森林公園には、大小さまざまな滝が静かに身を潜めている。



撮影2024/1/3
 松坂市森林公園を再訪した。最初に向かったのは瑞巌寺である。
 三重県指定名勝の日本庭園だと思い込み、夢中で写真を撮ったのだが、帰宅してから別の場所だったと気づいた。
瑞巌寺庭園枯滝石組 (ズイガンジテイエンカレタキイワグミ)地図 落差1m 評価1
 手入れは行き届いていないものの、左手の滝石組から池へと続く石の配置は見事で、往時の美意識がそのまま残っているようだった。
 本堂は江戸時代の建立だが、管理者不在のため荒廃が進んでいる。
 境内に並ぶ石仏の数は圧巻だ。
 本堂の中を覗くと、小さな観音様だろうか。背後の丸窓が光背のように見え、思いがけず神々しい気配を感じた。
瑞巌寺雌滝 (ズイガンジメタキ)地図 落差10m 評価2
 本堂裏手に雌滝がかかるが、水はほとんど落ちていない。
 江戸時代に造られた石門をくぐり奥へ進む。
 瑞巌寺は平安初期、弘法大師の開基と伝わる古刹だが、江戸時代に浄土宗へ改宗されたという。
瑞巌寺雄滝 (ズイガンジオタキ)地図 落差20m 評価4
 観音様の左手、対岸には雄滝が落ちている。落差はあるが、こちらも水量は乏しい。
 滝の映像
 江戸時代建立の三重塔が境内を見守っている。
 三重塔の立つ場所からは松坂市街がよく見渡せた。
 続いて横瀧寺へ向かう。
横瀧寺横滝 (オウリュウジヨコタキ)地図 落差5m 評価1
 赤い鳥居をくぐると、垂直に切り立つ岩盤が現れた。しかし残念ながら水はまったく流れていない。
 本来は湧水の滝で、眼病に効くと伝わるという。
 長い石段を登り山門をくぐると本堂に至る。
 山門をくぐると本堂に至る。
 鐘楼は1648年の鋳造で、文化財的価値ゆえに戦時の供出を免れたのだろう。
 林道をさらに進むと、「不動明王様参拝道入口」と刻まれた石碑が現れた。
 参道はコンクリートで整備され、歩きやすい。
伊勢寺不動滝下の滝 (イセデラフドウタキシタノタキ)地図 落差3m 評価2
 4分で小さな滝が見えました。
 さらに進むと、コンクリートの基壇の上に不動明王を中心とした多くの仏像が並び、ここが不動明王の祠であることがわかる。
伊勢寺不動滝上の滝 (イセデラフドウタキウエノタキ)地図 落差3m 評価3
 不動明王の近くにも小滝がある。
 さらに上流には大滝があるため、沢沿いに道なき道を進んだ。
 水量が少ないので歩きやすいが、倒木が多く荒れた道である。
 不動滝から25分ほどで、絶壁に行く手を阻まれた。
伊勢寺不動大滝 (イセデラフドウオオタキ)地図 落差20m 評価5
 左の崖からわずかに水が落ちており、これが大滝だろう。
 水量さえあれば、左右の滝がV字を描く壮麗な景観が見られそうだ。
 滝の映像
 車に戻り林道を進むとキャンプ場があった。
 駐車場から歩くと、イベント会場のような広場が広がる。
 その奥に遊具が並んでいた。
さんぎんの森の滝 (サンギンノモリノタキ)地図 落差10m 評価2
 遊具の奥を覗き込むと滝が見えるが、ここも水はほとんど落ちていない。
 滝の映像
 林道から県道45号線に入り、おとめの滝方面へ向かう途中、「鳥獣保護区」の赤い看板が目に入った。
 近くには「大滝・小滝を経て創造の森に」と書かれた案内板が転がっている。
 路肩に車を停めて登山道を歩くと、すぐに分岐があった。真っすぐ進みたくなるが、道は右へ折れている。
 しばらく歩くとチョックストーンの滝が現れたが、無名滝らしい。
 大滝・小滝の案内板は新しく、最近設置されたもののようだ。
 歩き始めて20分ほどで、「知る人ぞ知る大滝」と書かれた汚れた案内板に出会う。
観音岳大滝 (カンノンダケオオタキ)地図 落差30m 評価6
 確かに落差30メートル以上はありそうな大滝である。ただ、ここも水量が乏しいのが惜しい。
 さらに10分ほど歩くと、消えかけた小滝の案内が現れた。
観音岳小滝 (カンノンダケコタキ)地図 落差5m 評価3
 落差は小さいが、黒光りする垂直の壁面が力強く、男性的な印象の滝だった。
 滝の映像
 せっかくなので、松坂市内の百名城・松坂城(48番)へも立ち寄ることに。
 松坂城は蒲生氏郷の築城で、紆余曲折を経て江戸初期には紀州藩の領地になったという。
 本丸は広々としている。
 井戸も残されていた。
 氏郷が建てた三層五階の天守は1644年の台風で倒壊し、以後は天守台のみが残る。
 今では大木が茂り、往時の姿を偲ぶことは難しい。
 天守台からは松坂市街がよく見渡せた。



撮影2020/3/1
 伊勢湾岸道・松坂インターから県道45号線に入り、堀坂峠へ向かう途中の左ヘアピンカーブに、おとめの滝があるという。
 「観音岳 右⇒ 創造の森入り口」の石板が目印だ。
 石板の奥に「おとめのたき」と彫られた立派な石碑が立ち、その奥に滝が見えた。
おとめの滝 (オトメノタキ)地図 落差5m 評価2
 何の変哲もない渓流瀑だが、石碑まで建てられているところを見ると、何か特別な由来があるのかもしれない。
 滝の映像



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