龍潭寺庭園の滝石組(Onohira no taki)

静岡県浜松市浜名区引佐町井伊谷
 井伊家の菩提寺でもある龍潭寺ですが、小堀遠州作と伝わる庭園が有名です。



撮影2015/5/4
 参道に足を踏み入れると最初に見えるのが山門です。巴瓦は室町期の古瓦だそうです。
 本堂の玄関に入ると富士山と花の絵が迎えてくれます。
 身の丈2.6メートルの丈六の仏様です。体や顔の金箔が剥がれているのが痛々しいですが、廃仏毀釈の時の傷跡だそうです。
 本堂から庭を見ると禅寺(臨済宗)らしく石庭がありました。五本の指と手をあらわしているそうです。
 欄間を見るとなにやら立派な龍の彫り物があります。左甚五郎作と伝わります。
龍潭寺庭園の滝石組(リョウタンジテイエンノタキイシグミ) 落差3m 評価4
 先ほど見た石庭は本堂南側ですが、こちらは本堂北側の池泉鑑賞式庭園で、江戸時代初期、小堀遠州作と伝わります。
  中央に守護石、左右に仁王石、正面に礼拝石(坐禅石)が配され、更に池の型が心字池となっています。所々に谷が作られていて、そこに石組による滝のような景観を作っていますが、あえて水は流しません。数多くの石組みと築山全体で鶴亀が表現されています。
 実は春のさつきを目的に来たのですが、お坊さんによると「最近はさつきなのに5月に咲いてくれない。見頃は5月末から6月初めになると思う。これも環境破壊の影響かもしれない。」と言って嘆いていました。
 でも、温暖化の影響なら早く咲くはずなので、一体何が原因なのでしょうか。
 滝の映像



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