三界の滝（Sangaii no taki）

静岡県静岡市葵区牛妻
牛妻と言えば牛妻不動の滝が有名ですが、行翁山登山道の途中で見ることの出来る三界の滝は規模、バランスのとれた見事な滝てす。 　県道２７号線近くの森谷沢公民館から林道を入っていくと、真新しい観光案内板がありました。行翁山登山道の途中にある三界の滝が目的でしたが、鳴沢の滝という全くノーマークの滝名が書かれていました。

撮影2014/5/24

案内板には泣姫さんも書かれていました。ちょっと気になって見に行くと、樹齢数百年の椿の古木と大きな岩石、早春には見事な花が咲き満開となるとあり、この世の離別の悲しみのあまり無常をはらんで死んでいった悲しい女性の話が３つ記載されていました。尚、この泣姫さんは子供の夜泣きを直す霊験があらたかだそうです。

案内板から少し行ったところに道路の幅が広くなって駐車場のようになった場所があり、ここに鳴沢の滝の案内がありました。

遊歩道に入って５分ほどで真新しい東屋が見え、東屋の向こう側に滝が見えました。これは面白い趣向です。

鳴沢の滝（ナルサワノタキ) 落差7m 評価4 　物凄く勢いのある滝でした。この滝の上流に三界の滝があるので、これは三界の滝に期待が持てます。 　滝の映像

駐車場に戻り、行翁山登山道を目指し車を進めると、林道の終点には車が数台停めれる場所がありました。ここに車を停めて、行翁山登山道へ入ります。

右、牛妻、左、行翁山の分岐がありましたが、ここは行翁山のある左側へ進みます。

３０分ほど歩いていると、鉄製の橋が現れました。そこに三界の滝の案内があり、橋を渡らずに沢に沿ってとありましたので、沢沿いの遊歩道へ進みます。

三界の滝（サンガイノタキ) 落差20m 評価7 　案内の通り、美しい滝でした。水量豊富な鳴沢の滝の上流にあり、水量もさることながら、３段に分かれた滝がバランス良く配置され、実に見事です。 　さらに一番上の滝の滝つぼを良く見てみると、大きな石が挟まっていました。その為、二番目の滝の落ち口は一種の潜り滝のようになっており、この点でも実にユニークな滝です。 　滝の映像

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