関之尾滝(Sekinoo no taki)

宮崎県都城市関之尾町 総合評価8
 関之尾の滝は、大滝、男滝、女滝の3つの滝からなり、付近一帯は公園として良く整備されています。



撮影2022/1/2
 関之尾の滝を再訪しました。
男滝 (オトコタキ) 落差18m 評価5
 大滝前の吊り橋からの男滝です。相変わらず見事な余り水でした。
女滝 (オンナタキ) 落差18m 評価5
 こちらも同じく吊り橋からの女滝です。
 今回は女滝の滝つぼにも行ってみました。分岐爆の末広がりが見事です。
 上流の甌穴群にも行ってみました。
 石がごろごろ転がっているようにしか見えませんが、世界的な甌穴群だそうです。
大滝 (オオタキ) 落差18m 評価8
 最後は大滝です。
 真冬にも関わらず、物凄い水量です。これで雪解けや梅雨時はどのような滝になってしまうのでしょうか。機会があったら再訪したいものです。
 滝の映像
 今から650年前、都城島津家初代領主北郷資忠が関之尾の滝で月見の宴を催しましたが、この地一番の美人のお雪さんがお酌をした際に謝ってお殿様にお酒をこぼしてしまい、朱塗りの杯を持ったまま滝つぼに身を投げてしまいました。恋人の経幸はお雪の死を悲しむあまり、槍の穂先で滝右岸の岩盤に一首の歌を刻み姿を消したとのことです。
 以来、名月の夜、滝つぼに朱塗りの杯が浮かんでくると言い伝えられているそうです。
 ということで、岩盤を凝視してみましたが、私には「書きおくも 形見なれや 筆のあと 又あうときの しるしなるらん」の句はわかりませんでした。



撮影2006/7/15
 男滝は明治時代に作られた北前用水路の余水吐きとして作られた人工的な滝だそうです。
男滝 (オトコタキ) 落差18m 評価5
 大滝の前にかかる吊橋から大滝の右側に見ることが出来ます。
 余った水とは言え、水量の多さに驚きました。
 女滝は男滝と異なり余水吐きではなく、この位置で水を落として下の用水路につないでいるそうです。
女滝 (オンナタキ) 落差18m 評価5
 吊橋よりもちょっと下流の支流にかかっています。
 大滝のすぐ上は世界的にも例をみない甌穴が600メートルも続く珍しい地形です。
大滝 (オオタキ) 落差18m 評価8
 大滝は落差はそれほどでもありませんが、40メートルの川幅一杯に流れ落ちる水は豪快で、虹もかかっていました。
 橋の上から真近で見ると半端ない豪快さが伝わってきます。
 滝の映像



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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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