中津万象園・鶺鴒渓の滝(Sekireikei no taki)


香川県丸亀市中津町
 中津万象園は、1688年に丸亀藩京極家二代目藩主・京極高豊侯によって築かれた大名庭園である。



撮影2024/12/8
 庭園の中心には、京極家の先祖ゆかりの地・近江の琵琶湖を模した八景池が広がっている。
 まずは朱塗りの太鼓橋へと向かった。
 橋の上から西側を眺めると、近江八景になぞらえた雁の島、雨の島、鐘の島などが池に浮かぶ。冬の光の中で静かに佇んでいた。
中津万象園鶺鴒渓の滝(ウマジガワフドウタキ) 落差10m 評価5
 東側に目を向けると、数寄屋造りの美術館の右手に渓谷が見えた。しかし残念ながら水は流れておらず、梯子やパイプが散乱し、景観としては寂しい状態だった。
 遠方から訪れただけに、美しい姿を見られなかったのは惜しい。
 受付で事情を伺うと、「冬支度の最中で、庭師も少なく片付けまで手が回らず申し訳ない。実は庭園事業は赤字で、親会社(富士ホールディング)の持ち出しになっている。」と、苦しい現状を語ってくださった。
 滝の映像
 中津万象園は広大な池泉回遊式の大名庭園で、園内の至るところに松が植えられている。
 松は放っておけば枝が伸び放題になるため、形を保つには絶え間ない剪定が必要だ。
 樹齢650年と伝わる「千代の傘松」は一本の松とは思えないほど枝が広がり、直径15メートルにも及ぶ。まさに究極の剪定技術が生み出した姿である。
 続いて百名城に選定されている丸亀城(78番)へ向かった。
 田村淳さんが城マニアとして丸亀城や犬山城の観光大使を務めているという話も思い出す。
 丸亀城といえば、まずは高さ30メートルを超える高石垣だろう。
 らせん状に登っていく坂道は丸亀城ならではで、天守へ向かう途中の紅葉が見事だった。
 現存12天守のひとつ、丸亀城天守に到着。
 遠くには瀬戸大橋が霞む。
 飯野山、通称「讃岐富士」の姿も美しく見えた。
 帰りは反対側の道を下ったが、そこで思わず足が止まった。
 2018年の7月豪雨と台風24号の影響で石垣が崩落し、復旧工事が続いていたのだ。
 400年もの間耐えてきた石垣も、近年の異常気象には抗えなかったのだろうか。



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