精進ヶ滝(Shojigataki)

北杜市 総合評価10
 石空川(イシウトロガワ)渓谷には、東日本随一の直瀑落差を誇る精進ヶ滝がかかる。
 通常の装備では滝下まで行くことはできないが、滝見台までの道のりだけでも、大小の滝や渓谷、奇岩が次々と現れ、40分の歩きが飽きることはない。



撮影2008/11/1
 2008年5月に滝前で味わった感動が忘れられず、今度は紅葉を求めて再び精進ヶ滝の滝つぼへ向かった。
一の滝(イチノタキ) 落差6m 評価3
 遊歩道を進むと、まず現れるのが一の滝である。左岸の木々はすでに葉を落とし、谷にひんやりとした晩秋の空気が漂っていた。
二の滝(ニノタキ) 落差15m 評価6
 少し進むと姿を見せる二の滝では、紅葉がちょうど良い具合に色づき、渓谷の斜面に赤や黄が散りばめられている。水の白さとの対比が鮮やかで、思わず足を止めて眺め込んでしまう景色だった。
 滝の映像
三の滝(サンノタキ) 落差6m 評価3
 三の滝の前には流木が引っかかり、秋の増水と風の力を物語っている。静かな小滝だが、渓谷の表情を穏やかに繋ぐ存在となっていた。
九段の滝(クダンノタキ) 落差35m 評価8
 さらに進むと、階段状に水が落ちる九段の滝が谷を支配するように現れる。ちょうど背景に太陽がかかり、白い水の筋が光を受けてきらめき、見事な眺めとなっていた。
 滝の映像
精進ヶ滝(ショウジガタキ) 落差121m 評価10
精進ヶ滝と九段滝 九段の滝と精進ヶ滝を一望する展望台は、あいにく逆光の条件で、撮影には苦労させられる。それでも後で画像を調整し、何とか記録として残せる程度には仕上げることができた。
精進ヶ滝と前衛滝  前回同様、沢靴、ヘルメット、熊よけ(熊鈴、熊よけスプレー)を装備して、精進ヶ滝の滝つぼへ向かう。
 前衛滝から見る滝前のススキはすっかり茶色に変わり、精進ヶ滝の背後にそびえる岩盤も同じく茶色がちの表情を見せている。谷全体が、秋から冬へと季節を渡りつつあることを静かに告げていた。
精進ヶ滝の直下 紅葉に魅せられ写真を撮りながらゆっくり歩いたこともあり、精進ヶ滝の滝見台から1時間かけてようやく滝つぼに到着。
 精進ヶ滝の直下には冷気が滞留し、渓谷には確かな冬の気配が漂っていた。
 滝の映像



撮影2008/5/17
 2008年の5月、ついに念願だった精進ヶ滝の滝つぼへ向かう機会を得た。九段の滝の右岸を高巻いて進むルートだが、踏み跡はあまり明瞭ではなく、迷わないよう注意が欠かせない。
 高巻きの途中で見下ろす九段の滝は、階段状に落ちる水の筋が立体的で、上から眺めるとまた違った迫力がある。
 精進ヶ滝の滝見台近くから沢へおりてから40分、駐車場からは1時間20分で前衛滝の前まで来ることが出来きた。
 この先はいよいよ精進ヶ滝本体へ向かう区間になるため、沢靴とヘルメットを装着。もちろん熊鈴と熊よけスプレーも装着している。
精進ヶ滝(ショウジガタキ) 落差121m 評価10
 前衛滝から10分ほど沢を詰めると、精進ヶ滝の滝つぼに到達。視界いっぱいに広がるその光景は、言葉通り別世界というほかないものだった。
 滝前には白砂の河原が広がり、沢靴のままその上を歩いて滝の左側へ回り込む。容赦ない水飛沫が吹きつけ、あっという間に全身がずぶ濡れになってしまうほどの水量である。とにかくスケールが大きく、一枚の写真に収めることなど到底かなわない。
 「滝はやはり、すぐそばで眺めるのがいちばんだ」。その思いを、ここで改めて強くした。精進ヶ滝の評価も、この瞬間から迷うことなく満点に変わっている。
精進ヶ滝 この日は、滝好きの皆さんによる「精進ヶ滝オフ会」が行われていたようで、参加者の記念写真を撮る役を僭越ながら務めさせてもらった。
 滝前で交わした短い会話も、渓谷の思い出の一部として心に残っている。
 滝の映像



撮影2006/7/30
精進ヶ滝遠望 夏真っ盛りのある日、精進ヶ滝を目指して石空川渓谷を訪れた。
 林道の途中からは、谷のはるか奥に精進ヶ滝が遠望できた。写真に写る中央付近には、遊歩道のスタート地点となる吊橋も小さく見えている。
精進ヶ滝遠望 吊橋から精進ヶ滝まで、結構、距離があるのがわかるだろう。遊歩道は1,220メートルあり、片道40分の道のりだ。
 強い日差しと蒸し暑さが体力を奪い、歩き終える頃にはかなりの汗をかいていた。
一の滝(イチノタキ) 落差6m 評価3
 遊歩道を歩き始めて最初に出迎えてくれるのが一の滝である。別名「魚止めの滝」と呼ばれ、渓流の入口を飾る小さな門のような存在になっている。
二の滝(ニノタキ) 落差15m 評価6
 一の滝のすぐ上流にかかるのが二の滝、「初見の滝」とも呼ばれている。落差15メートルと程よい高さがあり、水の筋が涼しげに落ちていくさまが印象的だった。
 滝の映像
三の滝(サンノタキ) 落差6m 評価3
 二の滝の上に続く小滝で、遊歩道の橋を渡りながら眺めることができる。「見返りの滝」という別名の通り、つい振り返ってもう一度眺めたくなる愛らしい滝である。
九段の滝(クダンノタキ) 落差35m 評価8
 やがて現れる九段の滝は、精進ヶ滝の前衛ともいえる存在で、階段状になった岩肌をいくつもの段に分かれて流れ落ちていく。滝つぼまで進むと、水がシャワーのように降りかかり、夏に訪れるにはこの上ない涼を与えてくれる場所だった。
 ただし滝前へ行くには、沢の中を歩く区間を避けて通れない。沢登りの装備(もしくは濡れても良い覚悟)が必要になる。
 滝の映像
精進ヶ滝(ショウジガタキ) 落差121m 評価9
九段の滝と精進ヶ滝  遊歩道終点の滝見台からは九段の滝と精進ヶ滝の上部だけ見ることが出来た。
精進ヶ滝 遠望だが、迫力は伝わってくる。機会があれば、是非、真近から見たいものだ。
 滝の映像
 実は2006年の4月にも、精進ヶ滝へ行ってきたが、この時は林道が冬季閉鎖で精進ヶ滝まで行けなかった為、満開の山高神代桜(ヤマタカジンダイザクラ)を見ることにした。
 幹が物凄く太く年輪を感じさせるが、樹勢の衰えは明らかだ。だが、一生懸命、花を咲かすその姿は神々しさすら感じられた。



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