衆楽園庭園の滝(Shurakuenteien no taki)


岡山県津山市山北
 衆楽園は旧津山藩の別邸庭園で、京都の仙洞御所を模して造られた池泉回遊式庭園である。



撮影2024/6/9
 衆楽園は南北に細長く伸び、池の中には四つの島が浮かんでいる。
 重厚な門をくぐると、すぐに庭園特有の静けさが広がり、
 耳を澄ませば渓流瀑の水音が心地よく響いていた。
 池には睡蓮の葉が一面に広がり、花も満開とまではいかないものの、ところどころに淡い色を添えている。
 茅葺屋根の風月軒が池面に映り込み、まるで絵巻物の一場面のようだった。
 外部の水路から取り込まれた水は、庭園東部を曲がりくねりながら巡り、大池へと注ぎ込んでいる。
 この流れを眺めていると、かつてここで曲水の宴が催されたのではないかと想像が膨らむ。
※曲水の宴
 平安時代、曲がりくねった水辺に参会者が座り、上流から流れてくる杯が自分の前を通り過ぎる前に詩歌を詠み、杯を取って酒を飲み、次へ流すという雅な宴。
 橋の上から南側を眺めると、二つの島が見えた。
 案内では赤印が鶴島とのことだが、私には赤印が亀島、青印が鶴島に見える。庭園の遊び心を感じる瞬間だった。
衆楽園庭園の滝(シュウラクエンテイエンノタキ) 落差2m 評価3
 橋を渡ると、対岸に小さな滝が姿を見せた。その景観は、随所に雅な意匠が散りばめられ、まさに仙洞御所で見た滝石組だ。
 衆楽園が仙洞御所を模して造られたことを改めて実感する。
 滝の映像
 続いて、百名城に選定されている津山城(67番)へ向かった。
 石垣の一部がハート形に見えることから「萌えスポット」として人気を集めているらしい。
 天守跡に到着。
 2005年に復元された備中櫓が見えた。ただ、せっかくならもう少し高い位置(天守)から眺められると嬉しいところだ。
 過去にはハリボテ天守が作られたこともあったが、次に再建するなら史実に基づいた木造天守をぜひ見てみたい。津山の町並みと調和する、堂々たる姿がきっとよみがえるだろう。



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