雄飛滝(Yuuhi taki)

那須塩原市塩原 撮影10/1 総合評価8
 塩原温泉から日塩もみじラインへ抜け、奥塩原新湯温泉を過ぎたところで、左折し矢板市方面へ向かうと、やがて県道56号線に突き当たります。ここを左折すると塩原温泉なのですが、冬季は道路閉鎖されています。ここを右折してしばらく走った先の雄飛橋を超えたところの駐車場に車を停めます。
 駐車場には雄飛滝遊歩道の案内板がありました。
 尚、この県道56号線ですが、実は頭文字Dにも登場する4連のスネークヘアピンなどがある走り屋には有名な場所です。私が行った時には、除雪されてはいますが、完全な雪道でした。
(9時45分)
 雄飛滝遊歩道はスッカン沢という何とも奇妙な名前の沢の左岸を歩きます。名前の由来は、沢の上流に温泉が湧き出しており、そのために飲めないくらいすっからい沢ということで、スッカン沢となったそうです。
 雄飛橋の袂から、遊歩道を覗くと真っ白い雪で埋まっていました。
(9時50分)
 但し、新雪ではなく、かなり踏み固められて歩くには問題ありませんでした。
 当日は、スキーウエア、スキー帽子、スキー手袋と完全スキー仕様で、足回りも登山靴にアイゼンをはめて、さらにスパッツで固めました。
素練の滝(スレンノタキ) 落差5m 評価3
(10時00分)
 駐車場から15分ほどで、素練の滝の案内板に着きましたが、いたるところに、つららが垂れ下がって、どれが素練の滝かわかりませんでした。この辺は、どこを見ても氷瀑という状態でした。
仁三郎の滝(ニンザブロウノタキ) 落差10m 評価5
(10時5分)
 舞踏場のような滝つぼの上に流れ落ちる滝が、白いスカートをまとった乙女のように見えることから名の付いた滝です。最初に見つけた人の名をとっと仁三郎の滝とも言われます。
雄飛滝氷瀑(ユウヒダキヒョウバク) 落差20m 評価8
(10時10分)
 スッカン沢はあらゆるところにつららが垂れ下がって、氷瀑のオンパレードなのですが、雄飛滝のすぐ下流にある氷瀑はその中でも別格の存在です。
 20メートル以上はあろうかというつららが何本も垂れ下がる光景は壮観そのものです。左の写真の赤丸のところに人がいるのですが、人と比べるとその大きさがわかるでしょう。
 滝の映像
雄飛滝(ユウヒタキ) 落差5m 評価6
(10時20分)
 スッカン橋を渡らずに右側の踏み跡を進むと、雄飛滝の滝つぼまで行くことが出来ます。
 右側に洞窟状になった壁があり、その空間に滝音が反響していました。又、滝つぼの色が青白くなっており、いかにも温泉成分が溶け出したような色をしています。この沢は温泉成分のせいで魚も住めないそうです。
 滝の映像
(10時30分)
 スッカン橋の向こうには、この遊歩道のもうひとつの見所であるかつらの大木が立っていました。
 この橋を渡って、さらに下流を目指します。
(10時45分)
 スッカン橋から15分ほどで、分岐の案内板がありました。右へ行けば雷霆の滝、左へ行けば、咆哮霹靂の滝ですが、下流の咆哮霹靂の滝へ先に行きました。
(10時52分)
 分岐から7分ほどで、咆哮霹靂の滝へ着きました。ここは、スッカン沢と桜沢が合流する地点で、滝は桜沢の方にかかっています。
 向かって右側が咆哮の滝、左側が霹靂の滝です。
咆哮の滝(ホウコウノタキ) 落差15m 評価5
 水量は乏しかったですが、真っ黒な岩肌が印象的な滝でした。
霹靂の滝(ヘキレキノタキ) 落差15m 評価5
 こちらも黒い岩肌が印象的な滝でした。
雷霆の滝(ライテイノタキ) 落差15m 評価6
(11時45分)
 一旦、分岐まで戻って、今度は桜沢の上流の咆哮霹靂の滝を目指します。分岐から20分ほどで、雷霆の滝へ着きました。
 かなり幅のある滝で、右半分は凍って水が流れていませんでした。左側は黒い岩肌の上を勢いよく水が流れていました。
 滝の映像
(12時50分)
 雷霆の滝で軽い食事を取り、帰ることにしましたが、沢にはほとんど日がささない氷の世界で、スキーウエア仕様にもかかわらず、かなり寒かったです。駐車場に帰り着いたのは、12時50分で、約3時間の行程となりました。

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