高松城の滝(Takamatsujyo no taki)


香川県高松市玉藻町2
 「讃州さぬきは高松さまの城が見えます波の上」と歌われるように、高松城は海に寄り添う城として知られ、海城としては最初にして最大の規模を誇る。百名城(77番)にも選定されている。



撮影2024/12/9
 大手門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのが艮櫓(うしとらやぐら)。高松城といえば、この櫓を思い浮かべる人も多いだろう。
 桜御門から披雲閣庭園へ入った。
 岩の割れ目から力強く伸びる「ド根性松」が迎えてくれ、その生命力に思わずあやかりたくなる。
 庭園はよく整備され、白砂で表現された沢の流れと松の配置が見事に調和していた。
 しかし、沢を上流へ辿っていくと様子が一変する。
披雲閣庭園枯滝石組(ヒウンカクテイエンカレタキイワグミ) 落差5m 評価1
 雑草が生い茂り、情緒も風雅も感じられない状態だった。
 せっかくの立派な滝石組だけに、荒れた姿が惜しまれる。
 庭園を出て海側へ向かうと、月見櫓が海風を受けて佇んでいた。
 堀は水門を通じて海と直接つながっている。
 覗き込むと魚影が揺れており、鯉かと思いきや黒鯛だ。海城ならではの光景に驚かされた。
 天守は1884年に破却されて以来、再建されていない。
 かつて天守台には三重四階+地下一階の天守が立っていた。
 石垣より一階部分が張り出し、最上階(四階)が三階より広い南蛮造りという独特の姿だったという。もし復元される日が来れば、ぜひ見てみたいものだ。
 二の丸へ向かうと、細長く広がる日本庭園があった。案内板はないが、静かに佇む庭の奥に滝石組が見える。
二の丸庭園枯滝石組(ニノマルテイエンカレタキイワグミ) 落差2m 評価1
 中央に据えられた滝石組は、両脇の立石が力強く、城の庭園らしい堂々とした構成だった。
 下部には鯉魚石のような石も置かれており、もしかすると龍門瀑を意識した造形なのかもしれない。
 海と城、そして庭園がひとつにつながる高松城。その独特の風景は、冬の澄んだ空気の中でいっそう印象深く感じられた。



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