夫婦滝(Meoto taki)

島根県鹿足郡津和野町瀧元
 夫婦滝は津和野町瀧元のJR山口線の日原駅近くの山間にかかります。



撮影2025/10/18
 前回は津和野城を展望台から眺めただけでしたので、再訪しました。
 リフトで山頂駅まで行きます。
 山頂駅から遊歩道を歩いて行きました。
 すると8分ほどで津和野城址の石碑に到着しましたが、もちろんここが天守台ではありません。
 ここから山頂にかけて城郭が造られていました。
 明治の廃城令によって建物は全て破却され、今は石垣が残るのみです。
 柵や手すりはないので、脇見をしないように慎重に歩きました。
 角の石垣はしっかりと算木積みで積まれています。

※算木積み(さんぎづみ)
 石垣の角(隅部)に用いられる積み方の一種で、長方形の切石を交互に直角に組み合わせて積む技法です。まるで算木(そろばんの棒)を組んだように見えることからこの名がつきました。
 断崖絶壁に足がすくみそうです。
 江戸時代初頭に三重天守が築かれましたが、1686年、落雷により焼失して以来、再建されていません。
 再建すれば城下町から良く見えるいい観光資源になりそうですが、絵図・設計図・記録がほとんど残っておらず、また、文化財保護法により原状保存が原則ですので、難しいかな…。資材を山の上に運ぶのも大変ですね。
 天守台からは赤い屋根の津和野市街が良く見えました。
 背後の富士山のような山は青野山で、単独峰の溶岩ドームです。



撮影2024/9/17
 駐車場に車を停め、小雨が降る中、遊歩道を歩き始めます。
 遊歩道は良く整備されていました。
雌滝(メタキ) 落差20m 評価2
 5分ほどで雌滝に到着です。
 赤みを帯びた垂直の岩盤が凄い迫力ですが、雨が降っているにも関わらず残念ながら水が流れていませんでした。
 駐車場から8分ほどで雄滝に到着です。
雄滝(オタキ) 落差20m 評価7
 こちらはしっかり水が流れており、ゆっくりと流れ落ちるきれいな分岐瀑でした。
 滝の映像
 夫婦滝がある津和野町は山陰の小京都とも呼ばれ伝統的建造物保存地区があったり、7月には祇園祭も行われます。
 江戸時代には津和野藩亀井氏の城下町でした。展望台からは津和野町が一望出来ます。
 一番左の山が日本百名城にも選定されている津和野城跡(66番)ですが、時間がなく登れませんでした。是非、再訪したいものです。



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