戸隠神社の滝(Togakushijinjya no taki)

長野県長野市戸隠 総合評価3
 戸隠神社は天岩戸にお隠れになった天照大神を岩戸から開くのに功績のあった神々を祀った神社で、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる。



撮影2021/11/1
 前夜は車中泊のつもりで戸隠に入ったものの、周囲にはコンビニもなく、翌朝の食料を確保できそうにない。
 そこで急遽、民宿りんどうに宿をお願いした。夕食なし・朝食付きの素泊まりに近いコースだったが、温かい布団で眠れるだけでありがたい。
 翌朝の朝食は本来7時半だったが、飯綱山に登る旨を伝えると、7時に繰り上げてくださった。山旅の朝は、こうした心遣いが身に沁みる。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、毛糸帽子、手袋、レインウェア、冬用ジャケット
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、熊よけ鈴、熊よけスプレー
 ・食料(パン×1、牛乳×1、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×3) 
(7時30分)
 西登山道入口の路肩に車を停め、冷えた空気の中を歩き始めた。
 登山口周辺は紅葉が真っ盛りで、朝日を受けた木々が静かに輝いている。
(8時10分)
 40分ほど緩やかな斜面を登ると、鳥居の立つ広場に出た。
 ここが萱の宮で、祠の中にはお不動様が安置されている。
 樹林帯を抜けた瞬間、視界が一気に開けた。
 西には冠雪した後立山連峰が堂々と連なり、右手には戸隠山の険しい稜線が迫る。
 双耳峰の飯綱山は、まず南峰が姿を現した。
(9時40分)
 南登山道と合流。
(9時55分)
 やがて南峰手前の鳥居と小さな祠を過ぎる。
 南峰の東側には飯縄神社が鎮座していた。
 北峰までは南峰から15分ほどか。
(10時10分)
 2時間40分で山頂に到着。
 三角点は二等三角点「飯縄山」だ。
 北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)と書かれた案内板もあった。
 昨日登った黒姫山が、木々の隙間から控えめに顔を出していた。
(10時40分)
 山頂ではパンをかじりながら30分ほど過ごした。
 戸隠山は木々の間からその険しい姿を覗かせ、風が雲を運ぶたびに表情を変える。
(12時40分)
 ほぼ標準時間となる5時間強の登山だったが、これも前の日、熟睡できた民宿りんどうさんのおかげだ。
 帰りは折角なので、戸隠随一の紅葉名所・鏡池へ向かった。
 左から西岳、本院岳と急峻な地形が続く。池の周りの紅葉が真っ盛りを迎え、見事な逆さ戸隠山を見ることが出来た。
 更に右側を見ると八方睨、戸隠山、九頭龍山と続き、こちらも見事な逆さ戸隠山だ。



撮影2021/10/31
 二百名山・黒姫山を登るため、再び戸隠を訪れた。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、毛糸帽子、手袋、レインウェア、冬用ジャケット
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、熊よけ鈴、熊よけスプレー
 ・食料(おにぎり×2、カップヌードル×1、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×4) 、サーモスボトル
(6時40分)
 古池登山道入口から歩き始めると、15分ほどで古池が姿を現す。
 この高度帯は紅葉の最盛期で、湖面には逆さ黒姫山がくっきりと映り込んでいた。
 古池で正面に見えた紅葉林の中を歩いていると爽快な気持ちに浸れる。
 途中で木橋を慎重に渡った。
 色づいた森が深まっていく。
(8時15分)
 登山口から1時間半ほどで大橋登山口からの道と合流したが、登山道はここから更に新道と西登山道とに分岐する。
 西登山道はあまり歩かれておらず荒れているようなので、今回は右側の新道をピストン往復することにした。
 分岐からは急登が始まり、35分ほどでしなの木の巨木が立つ場所に到着。倒木を利用したベンチがあり、ひと息つく。
 残雪はあったが、歩行に支障はない。
(9時55分)
 急登を越えると、眺望の良い「しらたま平」に出た。
 ピラミッドのような高妻山が堂々と立ち、
 右には焼山、火打山が白く冬化粧を始めている。
 黒姫山の山頂まではあとわずか。
(10時45分)
 登山口から4時間で山頂に到着。
 黒姫山は高梨家の御姫様「黒姫」に恋する竜神の伝説が残る山だ。
 黒姫山山頂からは残りの北信五岳の四山 (戸隠山、飯綱山、斑尾山、妙高山) が良く見えた。
 西側の戸隠山はまるでゴジラの背中のようにギザギザとそびえていた。
 南側には明日、登る予定の飯綱山が見えるが、こちらは全く雪がない。
 東側には先週登った斑尾山と野尻湖が見えるが、こちらも雪は全く積もっていなかった。
 最後は北側の妙高山だが、こちらは既に雪山状態だ。
(11時40分)
 山頂にはカップヌードル休憩を含めて1時間ほど滞在。
(15時10分)
 登りは4時間だったが、降りは3時間半で戻ることが出来た。
 戸隠神社の中社付近も紅葉真っ盛りだ。
 社を期待通りの紅葉が覆っていた。
さざれ滝 (サザレタキ)地図 落差8m 評価2
 さざれ滝は紅葉に彩られ、いつもより力強く見える。
 滝の映像
 戸隠神社には中社、奥社、九頭龍社、火之御子社、宝光社とあるが、お参りしていない火之御子社と宝光社もお参りすることにした。
 火之御子社は天照大神の関心を引くため、岩戸の前で踊った天のうずめの命をお祀りするお社だが、他の社に比べて随分と規模が小さく訪れる人もほとんどいない。
 私的には一番功績が高かったと思っていたので、少し意外だ。
 最後は学問、演芸、安産、女性や子供の守り神である天表春命をお祀りする宝光社をお参りするが、こちらは長い階段にまず圧倒された。
 社殿も大きくて立派だ。欄間の彫刻も見事だった。
 金色の御神輿が荘厳な気配を放っていた。



撮影2016/10/30
 今回は百名山の高妻山を登るため、前夜は登山口駐車場で車中泊した。気温は0度。冬の気配がすぐそこまで来ていた。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、バーナー、熱湯用水筒
(6時00分)
 日の出とともに歩き始める。
 登山口の標高が1172メートル、山頂が2353メートルなので標高差は1181メートルだが、登ったり降りたりの繰り返しで累積標高差は1300メートルを超え、標高差以上に大変な山だ。
 登山口は戸隠キャンプ場で本日が今年の最終営業日だった。
 地図を見ると広大な敷地が良くわかる。
 キャンプ場の中を突っ切るように歩いていくと、こんなに寒いのにキャンプしている人もまだいた。
 キャンプ場を抜けると牧場だが、牛は牛舎へ入れられ放牧されていない。
(6時30分)
 牧場を抜けていよいよ登山口だ。右へ進むと帰りに通る弥勒尾根新道だが、今回はまっすぐ進んだ。
 何度も沢を横切って高度を稼いで行く。
滑滝 (ナメタキ)地図 落差10m 評価3
 沢沿いにずっと登っていると滑滝に到着。ここからは鎖場が続く難所だ。
 滑滝を右側の鎖を掴んで慎重に登った。
不動滝 (フドウタキ)地図 落差25m 評価3
 しばらく急斜面を登っていると右前方に不動滝が見えた。落差はあるが、水量はない。
 滝の映像
 断崖絶壁に鎖が張られていた。一枚岩に足場が削られているが、滑ったら谷底へ真っ逆さまなので慎重に進む。
 不動滝の落ち口の左側の鎖をよじ登った。
 登山道最後の水場「氷清水」は、名前の通り冷たくておいしい水だ。
(8時10分)
 ようやく尾根筋に出た。左へ行くと戸隠山、右が高妻山だ。
 尾根筋のピークには数字の名前が付けられ、ここが一不動になる。
 高妻山が十阿弥陀なので、ここからは8つのピークを越えなければならない。
 登山道唯一の避難小屋で、隣には携帯トイレブースも設置されている。
 高妻山は山小屋やテント場もなく日帰りしか出来ない。その上10ものピークを登ったり降りたりしなけければならず、歩行距離も13キロもあるので、日帰りで行く百名山としては最難関の一つと言われている。
 尾根筋を高妻山に向けて歩くと最初のピークである二釈迦だ。
 木々には霜が降りて雪のように見え、その向こうに高妻山の雄姿が見えた。
 続いて三文殊。
 さらに四普賢と続きく。
 標高1998メートルの五地蔵山へ到着。
 少し脇道に入ると本当の五地蔵山山頂があった。
 すぐに六弥勒へ到着。
(9時30分)
 ここが帰り道の弥勒尾根新道への分岐だ。
 ここからは新潟方面の山々を見ることができた。
 右側の妙高山は雪はまったくないが、左側の火打山は完全な雪山だ。
 実は今回、火打山か高妻山かで迷ったが、こちらにして良かった。
 七薬師へ到着したが、ここからの尾根歩きは本当につらく、一つ一つのピークがこたえる。
 黒姫山も良く見えた。
 八観音。
 九勢至、別名八丁だるみへ着いたが、ここから一気に標高差300メートルを登ることになる。
 登山道は山頂へ向かって真っすぐに設置されており、ロープを使って急斜面をよじ登っていかなければならない。まさに修行場だ。
 ようやく十阿弥陀に到着。
 でもここは山頂ではない。
(11時50分)
 ゴツゴツした岩を歩いてようやく標高2353メートルの山頂に到着した。山頂標識の根元には二等三角点もある。
 すると変な一団がやってきた。ハロウィンの仮想衣装を持って登ってきたそうだ。
 写真を撮ってあげてる内に一緒に写真を撮ろうということになり、私は猫の仮面を借りて記念写真におさまった。なんとも凄い人達だ。山では時に、こんな愉快な出会いもある。
 戸隠山のギザギザが良く見えた。
 北アルプスも雪化粧はもう少し先のようだ。
 昼食休憩や写真タイムで12時30分まで山頂にいたが、16時55分が日没なので、そろそろ引き上げないといけない。
 山頂からは北側が木の枝で良く見えないので、少し降りたところで、妙高山方面を見ると、左側から妙高山、火打山、焼山が良く見えた。雲一つない最高の天気だ。
 焼山からは噴煙が上がっているのも見えた。
(14時10分)
 弥勒尾根新道との分岐から山頂まで、行きは2時間20分もかかったが、帰りは1時間40分だった。
 弥勒尾根新道は戸隠牧場まで飯綱山を眺めながら一気に急斜面を降りる道だ。
 分岐から1時間30分経った頃、ブナ仙人の看板があったが、牧場まで90分にがっかりした。
(16時00分)
 と思っていたら、1時間弱で牧場だ。
(16時30分)
 でも牧場までのトボトボ歩きが長く感じたが、16時半には無事到着。
 日没まであと少しあったので、中社を訪ねた。
 ご神木の隣の木が紅葉している。
 中社は丁度、紅葉が見頃だ。
さざれ滝 (サザレタキ)地図 落差8m 評価2
 さざれ滝も夕暮れの中で静かに輝いていた。
 滝の映像



撮影2016/8/18
 本当は五社全てに行きたかったが、中社と九頭龍社、奥社の三社にお参りした。
 最初は中社、これは樹齢900年の根元がつながった三本松だ。
 階段を登ると再びご神木があり、その正面に中社が鎮座していた。
 中社の祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)で、天照大神をどうすれば岩戸から開くことが出来るか作戦を練った神様だ。知恵の神様とされている。
さざれ滝 (サザレタキ)地図 落差8m 評価2
 中社の拝殿の背後にさざれ滝があり、パワースポットとされており、こちらにもたくさんの方がお参りしいました。
 滝の映像
 次に向かったのは奥社。駐車場が満杯となるほどの人出に驚いた。奥社まで入り口から2キロの参道を30分余り歩かなければならないが、信心深い人が多いようだ。
 下馬の石碑の通り、車での通行は出来ない。
 15分ほどで随神門という茅葺の門に到着した。
 この門から向こうに天然記念物にもなっている樹齢400年を超える杉並木が続く。
 更に15分ほどで奥社に到着した。ここには戸隠山への登山道入り口がある。
 奥社の滝には案内も滝名表示もない。
奥社の滝 (オクシャノタキ)地図 落差2m 評価2
 注連縄が張られ、厳粛な雰囲気が漂っていた。
 滝の映像
 滝から少し登ると九頭龍社に着いた。祭神は九頭龍大神で、地主神として元々この地で崇められていた神様で、天手力雄命 (あめのたぢからおのみこと) を戸隠の地にお迎えした神様だ。
 古くは雨乞い、縁結びの他、虫歯・歯痛にご利益があると言われていた。
 そして一番奥に祀られているのが奥社で、祭神は天手力雄命 (あめのたぢからおのみこと) 。
 天鈿女命 (あめのうずめのみこと) が天岩戸の前で面白おかしく踊って天照大神を誘い出した後、最後は力持ちの天手力雄命が天岩戸を投げ飛ばしたとされ、投げ飛ばした天岩戸が戸隠山だ。神話の舞台が、いま目の前に広がっていた。



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