大冷沢北股本谷大滝(Ootubetasawa kitamata hontani ootaki)

長野県大町市平
 大冷沢北股本谷大滝は鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の中間に位置する山小屋「冷池山荘」の冷池付近を源とする大冷沢北股本谷にかかる滝だ。赤岩尾根の高千穂平から遠望することが出来る。



撮影2018/8/4
 盛夏の朝、今回は日本百名山・鹿島槍ヶ岳を目指した。一般的には扇沢から柏原新道を辿るのが王道だが、今日はどうしても見たいものがあった。大冷沢北股本谷大滝――落差200メートルの大瀑。その姿を間近に望むため、あえて険しい赤岩尾根ルートを選んだ。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、ヘルメット、手袋、レインウェア、携帯傘
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、ペットボトル×6) 、熱湯用水筒
(6時00分)
 大谷原の駐車場を出発。西俣出合までは約3キロの林道歩きだが、帰りを楽にするためマウンテンバイクを押して進む。
 一般車通行止めのゲートを越え、静かな林道をひたすら歩く。
 堰堤下の地下道「西俣出合」が林道の終点。
 ここにマウンテンバイクをデポした。
(7時10分)
 いよいよ本格的な登山道へ。
 西俣出合は標高1400メートルでここから尾根筋の冷乗越まで標高差1000メートルを一気に登る北アルプス屈指の急登コースだ。
 鎖場、ロープ、更には階段や梯子まである。
(10時40分)
 ようやく標高2049メートルの高千穂平に到着。
 ここから大冷沢を見ると大きな滝が見えた。
大冷沢北股本谷大滝 (オオツベタサワキタマタホンタニオオタキ) 落差200m 評価8
 上流には水源らしきものが見えないのに、豊かな水量を保っている。不思議な滝だ。しばし見入ってしまう。
 滝の映像
 ここから冷乗越までの標高差350メートルはいたるところにロープがかかっていた。
 階段もありどんどん高度を稼いでいく。
 痩せ尾根は落ちたらただではすまない。
 そんな緊張感の中、鹿島槍ヶ岳の双耳峰が横に迫ってくる。
 鎖場をいくつも越え、
 高度を稼ぐ。
 ここは滑ったら沢下まで真っ逆さまなので慎重に歩いた。
(13時00分)
 登山口から7時間でようやく冷乗越に到着。鹿島槍ヶ岳から爺ヶ岳へと続く稜線に立つと、まだ雪を湛えた立山と剣岳が見えた。
 北の方角を見ると双耳峰の鹿島槍ヶ岳の雄姿と本日の宿である冷池山荘が見える。
(13時20分)
 冷池山荘に到着。鹿島槍ヶ岳の北峰まで往復すると5時間かかるため、今日はここで行動終了。
 冷池山荘の横にある小さな池が大冷沢の名前の由来となった冷池だ。
 山小屋の夜は早い。夕陽を見たと思ったらすぐに消灯。
 ご来光には少し遅かったようだ。
(5時30分)
 静かな朝の空気の中、山頂へ向けて出発。
 色とりどりのテント場を抜ける。
(6時30分)
 1時間で布引山に到着。背後には立山と剱岳が堂々と並ぶ。
 手前が南峰、右奥が北峰、目指す頂はもう近い。
(7時30分)
 山荘から2時間で南峰に到着。
 今、歩いてきた尾根から爺ヶ岳、更には種池山荘まで良く見渡せる。
 反対側は北峰、左奥には五竜岳、唐松岳、白馬岳まで良く見えた。
(8時00分)
 南峰には10分ほどいて、北峰を目指すが、南峰と北峰の間は吊尾根と呼ばれる痩せ尾根が続く難所。
 分岐を左に行くと五竜岳だが、八峰キレットなど北アルプスでも屈指の険路だ。
(8時10分)
 北峰山頂に到着。
 眼下には、よくぞここに建てたものだと驚くキレット山荘が見える。南峰に比べ訪れる人が少なく、しばし山頂を独り占めした。
(9時15分)
 吊尾根を越えて南峰へ戻る。
 冷池山荘方面を見下ろすと、昨日登ってきた赤岩尾根が鋭く立ち上がっており、その急登ぶりをあらためて実感する。
(11時20分)
 冷池山荘に寄ってカレーライス、コーラを頂き、さらに水も500ml買って下山へ。
(12時20分)
 立山、剣岳もこれで見納め、冷乗越から一気に赤岩尾根を降りる。
(13時20分)
 高千穂平までの下りは1時間。登りの2時間以上が嘘のようだ。
(15時10分)
 高千穂平から登山口までは2時間で下山。
(15時25分)
 最後はデポしておいたマウンテンバイクで大谷原へ。歩けば1時間の道のりも、15分で駆け下りることができた。



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