有楽苑の滝 (Urakuen no taki)

愛知県犬山市大字犬山字御門先
 愛知県犬山市、犬山城の城下に広がる有楽苑は、織田信長の弟・有楽斎ゆかりの茶室「如庵」などを移築し、1972年に整備された日本庭園である。
 静寂の中に茶の湯の精神が息づき、歩を進めるほどに時代の気配が立ちのぼる。



撮影2023/9/10
 まず目に入る旧正伝院書院は、有楽斎の隠居所として用いられた建物だ。
 白砂を敷き詰めて池を表し、渓流の速い流れをやや大きめの石で表現する庭の手法は、どこか大胆でありながら、静けさを損なわない不思議な調和を見せていた。
 国宝・如庵は、安土桃山時代の茶室として現存する貴重な建築である。簡素の中に研ぎ澄まされた美が宿り、佇むだけで背筋が伸びるような気配がある。
 そばに設えられた水琴窟からは、澄んだエコー音が響き、庭園に日本らしい余情を添えていた。
茶花園の滝 (チャバナエンノタキ) 落差3m 評価3
 茶花園はトイレの隣にあるためか、有楽苑の中ではあまり注目されていない。
 しかし足を運んでみると、一枚岩を用いた滝石組が堂々と構え、思いのほか見ごたえがある。水の落ちる姿を想像しながら眺めていると、庭の奥にひっそりと息づく美意識が感じられた。
 滝の映像
 せっかくなので、百名城に選ばれている犬山城(43番)へも向かうことにした。
 犬山城は現存12天守の中で最も古く、1537年に(2階部分まで)築かれたという。長らく江戸時代の城主・成瀬家が個人所有していたが、2004年に法人所有へと移行している。
 ゆっくり天守を巡りたかったものの、突然の雨に追われるようにして退散することになった。雨に煙る天守を振り返りながら、次は晴れた日に再び訪れたいと思った。



日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を、私的利用を目的とした複製等、著作権法その他法令で認められる範囲を超えて無断で複製、変更することは法律で禁じられております。