白糸の滝 (Shiraito no taki)

山形県飽海郡遊佐町吹浦地図
 白糸の滝は鳥海山の象潟口コースの途中に見ることができる。



撮影2026/5/16
 まだ残雪が多く残る鳥海山を登ることにした。
(携行装備)
 ・登山靴、帽子、手袋、レインウェア
 ・ダブルストック、12本爪アイゼン、ピッケル、ヒップソリ
 ・コンパス、温度計、iPhone、ヘッドライト
 ・おにぎり×3、柿の種1袋、チョコレート×3
 ・ペットボトル×4
(5時30分)
 5時30分、標高1150メートルの鉾立登山口を出発する。
 前日、ビジターセンターの管理人に話を伺うと山頂付近はアイスバーンもあるので、アイゼン、ピッケルは持って行った方がいいとのことだったが、結果的にピッケルは使わなかった。
 山頂の新山は2236メートルなので標高差は1086メートルあり、日帰りとしては、タフなコースだ。
白糸の滝(シライトノタキ) 落差70m 時間15分 評価8/10
 15分ほどで絶壁を落ちる白糸の滝が見えた。
 はるか後方にはこれから登る鳥海山の雄姿も見える。
 滝の映像
 春山とあって夏道と冬道が交互に現れるので、歩きづらい。
 アイゼンを付けた足もとがザックザックと音をたてる。
 右側の崖には雪がびっしりと付いていた。
(8時30分)
 3時間かけてようやく御浜に到着。標準時間からは25分の遅れなので私としてはまずまずのペースだ。
 鳥海湖はまだ雪の下だった。
(9時00分)
 御田ヶ原に到着。前方に目当ての新山が見えるがまだはるかかなただ。
 この辺からペースが段々と落ちて行く。
 七五三掛の分岐を避け、直接、雪面を真っすぐ登って行くが、ここでかなり体力を使ってしまった。
 角度は30度ぐらいだろうか。
 前人の踏み跡に足を合わせるが、雪面の終点は遠い。
 最後は藪漕ぎをして登山道に復帰する。
 なお、七五三掛の分岐を左に行くとカール状の雪面を真っすぐ登って行くことになるが、一方、私が選んだ右側は、外輪山を登ったり下ったりの繰り返しになり体力的にはよりきつい道のりだ。
 絶壁のへりも緊張する。
 前方には怖そうな雪面も見えた。
(11時15分)
 文殊岳は鳥海山外輪山の一つで標高は2005メートルもあり、新山も同じ高さに見える。
 前方に見える山は伏拝岳だろうか。かなり高く感じる。
 雪道を振り返ると雪の斜面が見えた。あの隣を歩いたかと思うとぞっとする。
 梯子は使わず右側の雪面を登るのは残雪期登山ならではだろう。
 稜線沿いの山々が見える。手前が伏拝岳、奥が行者岳だろう。
(12時20分)
 7時間かけてようやく伏拝岳に着いた。ここは滝の小屋登山口から登る湯の台道との合流点だ。
(13時20分)
 伏拝岳から1時間かけてようやく七高山山頂に着いた。登山口からは実に8時間かかっている。
 三角点は一等三角点「鳥海山」で最高峰の新山が岩稜だらけで設置できないため、こちらに設置されているという。
 七高山の東側斜面は沢山のスキーヤーやスノーボーダーで賑わっていた。こちらからなら雪面を一直線に登るだけなのでもっと早く山頂に立てただろう。
 続いて新山を目指すが、どの岩稜が最高峰か全く分からない。
 岩稜を登ったり降りたりしているとどんどん時間が経っていく。
(14時50分)
 スマホの地図を頼りにようやく新山にたどりつくことが出来た。
 但し、時間は既に15時。ここからの下山標準時間は4時間40分。本日の日の入り時刻は19時なので、登山口に着く19時半頃には真っ暗になってしまうだろう。
 帰り道が一望できるが、あそこまで帰るとなると今までのペースでは21時になってもおかしくない。
 ということで、帰り道は雪面を走り、斜度のある斜面はヒップソリで滑り降りた。なお、ヒップソリはアイゼンを付けているとブレーキがかかってしまうので、帰りはアイゼンを付けずに雪面を走る。
(16時10分)
 往路でパスした七五三掛の分岐には標準時間より20分ほど早く着く。
(17時30分)
 ところが1時間で着くはずの御浜には20分オーバーし貯金を使い果たす。太陽は刻一刻と海面に近づいていく。
 白糸の滝に着いた時、夕焼けが滝を照らし、まるで紅葉時のようだった。これは疲れ果てた私へのご褒美だろうか。
 下山路では太陽がどんどん海面に近づき、まるで自分の走力と日の入りとの競争になっている。
(19時00分)
 往路であれほど遅かったのに復路は標準時間を30分も上回り、何とか日の入りと同時に車に戻ることができた。



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