院谷三滝 (Indani san taki)

岐阜県揖斐郡揖斐川町開田 総合評価7
 日本最大の総貯水量、6億6千万立方メートルを誇る徳山ダム。その周辺には、いくつもの滝が点在している。
 ダム近くの建物の壁に貼られていた地図には、院谷三滝やシッ谷の大ダルが記されていた。
 さらに別の地図には、国道417号線の終点から林道へ入って訪れることのできる高倉の夫婦滝も載っている。
 巨大なダム湖の静けさの裏に、豊かな水の景観が息づいていることを改めて知った。



撮影2020/10/25
 奥さんが「痩せたから山に連れていけ」とうるさいので、久しぶりに二人で山へ行くことにした。
 前回、五竜岳に登ったときは75キロあったらしいが、そこから8キロ痩せたという。とはいえ身長160センチなので、まだまだ“ぽっちゃり”の域は抜けない。
 そこで、紅葉の季節でもあり、手頃な三百名山・冠山を選んだ。
 ガードレールのない細い林道を慎重に進み、7時過ぎに冠峠へ到着。紅葉時は大混雑と聞いていたが、駐車していたのは私を含めてわずか3台だった。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、冬山用ジャケット、セーター、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、熊よけ鈴、熊よけスプレー
 ・食料(カップヌードル×1、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×2) 、熱湯用水筒、バーナー
(7時30分)
 気温はほぼ0度。先週の伯母子岳に続き、今回も冬山装備で臨む。
  烏帽子のように尖った冠山の山頂を見上げると、あの急斜面を本当に登れるのかと不安になる。
 しかし紅葉の名所だけあって、山肌は期待通りの鮮やかさだった。
(8時40分)
 1時間10分ほどで冠平に到着。
  ここから見上げる冠山は、遠望した通りの急斜面。
 ロープを頼りに慎重に登る。
 最後まで気を抜けないロープ場が続いた。
(8時50分)
 10分ほどで標高1257メートルの山頂へ。
 三角点は三等三角点「冠山」。
(9時45分)
 山頂でカップヌードル休憩をとり、9時30分まで滞在。
 冠平へ戻ると、冠山の岩壁がまるで立ちはだかる壁のように見えた。
 福井県側には美しい虹がかかっている。
 虹を見て感動した奥さんは得意のポーズで記念撮影。
 出発時は3台しかなかった車も、帰りには多くの登山者とすれ違い、人気の紅葉スポットであることを実感した。
(11時00分)
 冠峠の駐車場は車であふれ、路肩にもずらり。噂通りの混雑ぶりだった。
 帰りに徳山湖の院谷三滝を再訪する。
 まずは百丈滝。前回は木々に隠れて見えなかったが、大徳之山トンネル脇に滝への道を発見。
 「許可なく立ち入った場合、責任は負わない」との警告板があるが、自己責任で進む。
百丈滝 (ヒャクジョウタキ)地図 落差40m 評価5
 すぐに大きな滝が姿を現した。
 ただし、これ以上先は危険と判断し、ここで引き返す。
 続いて千丈滝。
千丈滝 (センジョウタキ)地図 落差30m 評価7
 紅葉には少し早いが、上部から優雅に流れ落ちる姿が美しい。
 最後は万丈滝。
万丈滝 (マンジョウタキ)地図 落差30m 評価5
 こちらも大きな滝だが、木々に隠れて全容は見えない。
 滝の映像
 続いて徳山ダムを再訪。
アツンの滝 (アツンノタキ)地図 落差5m 評価4
 前回は滝つぼまで行ったが、今回は遠望のみ。
 近くには、外観は彦根城、中身はプラネタリウムという不思議な建物・藤橋城がある。今回も外観だけ眺めて帰る。



撮影2015/7/25
 徳山ダムは日本有数の多目的ダムだが、その建設理由は治水が中心だった。
 その後、名古屋市など都市部の水源確保、揚水発電などが追加され巨大化し、人口1500人の徳山村は湖底に沈んだ。
 しかし、名古屋市への水供給は未だ実現せず、揚水発電も縮小され、税金のムダ遣いとの評価もある。
 ダムから国道を見ると、スノーシェード越しに滝が見えた。これがアツンの滝だが、遠望では物足りない。
 管理事務所で頼んでみると、
 「今日は作業がないので入ってもいいですよ」と特別に許可をもらえた。
 カーブを曲ると、道路の向こうに滝が見える。
 近づくと、滝前はコンクリートで固められていたが、右側に通路があり滝つぼへ。
アツンの滝 (アツンノタキ)地図 落差5m 評価4
  遠くからは大きく見えたが、実際は5メートルほどの小滝だった。
 滝の右側には階段があり、上流に大滝があるのではと期待し、行ってみることに。
 期待は見事に外れた。水道管があるので、管理事務所の水源のようだ。これより先は水を汚すといけないので、この辺で退散した。
 滝の映像
 続いて国道417号線を車で進むと、橋の左側の欄干に院谷百丈滝見橋の説明があった。橋の上から徳之山八徳物語の百丈滝が見えるという。
百丈滝 (ヒャクジョウタキ)地図 落差40m 評価5
 残念ながら木々に遮られ全く見えず。
 次の谷へ行くと今度は美徳千丈滝見橋。
千丈滝 (センジョウタキ)地図 落差30m 評価7
 こちらは見事な千丈滝が見えた。
 苔むした岩間を縫うように流れ落ちる姿が美しい。
 更に次の谷には雪姫万丈滝見橋。
万丈滝 (マンジョウタキ)地図 落差30m 評価5
 滝水は鏡山の雪姫が化身した聖なる水という。直瀑の滝があるが、木々に隠れて見えない。
 尚、徳山八徳物語は本にもなっている
 滝の映像
 国道を更に進み徳之山八徳橋の手前を左折すると徳山会館があった。
 徳山会館から先は、通行注意の看板があり、慎重に進む。
シッ谷の大ダル (シッダニのオオダル)地図 落差15m 評価6
 右カーブに立派な滝が現れる。今は簡単に行けるが、道路が出来る前はどうやって行ったのだろうか。
 岩をよじ登って覗くと、両門の滝になっていた。右側は水量が少なかったが、迫力は十分。
 滝の映像
 帰りに藤橋城へ寄ったが、既に閉館していた。
 見た目は彦根城だが、中身はプラネタリウムというどうしようもないコンセプトの建物。もちろん歴史上の裏付けもない。
 補助金が入って村人が集まって何に使うか考えた結果だと思うが、建設費7億円も総工費3,500億円の徳山ダムと比べたら、可愛いものかもしれない。



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