中の滝(Naka no taki)

奈良県吉野郡上北山村小橡 総合評価9
 中の滝は大台ケ原の大蛇ぐらから見ることが出来るが、かなりの遠望となる。



撮影2016/11/20
 10年ぶりに大台ケ原を再訪した。今回は、かねてから気になっていた大蛇ぐらから“中の滝”を望むことを目的に歩くことにした。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×3) 、熱湯用水筒
(7時40分)
 東大台コースを逆時計回りに歩き始める。
 東大台コースは大蛇ぐらを除けば気軽なハイキングコースだが、シオカラ谷へ降りる道はなかなかの急坂で、朝の身体には少し堪えた。
(8時15分)
 30分ほどでシオカラ谷に到着。
 前回訪れた際、東の滝の落ち口を撮り損ねたことが心残りで、今回は立入禁止の滝見尾根にほんの少しだけ入り、落ち口を撮影した。
 穏やかな沢が、突然ストンと落ち込む。
東の滝(ヒガシノタキ) 落差25m 評価−
 正面から眺めたいところだが、滝見尾根からは角度が合わず、ここで引き返す。
(9時10分)
 シオカラ谷から坂を登り返すと、大蛇ぐらへの分岐に出る。
  そこから10分ほどで大蛇ぐら。断崖には鎖が張られ、落下防止の措置が厳重に施されている。
 眼下には奈良の山々が連なり、深い谷が静かに横たわっていた。
中の滝(ナカノタキ) 落差245m 評価9
 望遠レンズを使い、ようやく上部の直瀑部分を捉えることができた。深い谷の奥に白い筋となって落ちる姿は、まさに大台ケ原の秘瀑と呼ぶにふさわしい。
 滝の映像
 大蛇ぐら分岐から牛石ヶ原方面へ進むと、広々とした平原が広がる。
  その中央に、神武天皇の堂々たる銅像が立っていた。矢の上には八咫烏の姿もあり、神武東征の神話を象徴しているのだろう。
 熊野に上陸した神武天皇が大高山脈を北上したという伝承を再現したものだ。
 大高山脈の北端にある高見山にも神武東征のエピソードが残っている。
 さらに進むと東屋が現れた。
(10時40分)
 東屋近くには周回コースと駐車場への分岐があるが、迷わず周回コースへ。
  正木ヶ原に出ると、立ち枯れた木々が荒涼とした風景をつくり出していた。
 鹿の食害を防ぐため、木々には鉄製ガードが巻かれている。
 伊勢湾台風以前は深い樹林帯だったというが、今ではその面影はほとんどない。
 木道を登り正木峠へ向かう途中、パッチディフェンスで守られたトウヒの若木があった。かつての森を取り戻すための“希望の星”だという。
 正木峠には長椅子が設置されていた。
 ここで昼食休憩を取る。
 峠からは大台ケ原最高峰・日出ヶ岳がよく見えた。
(12時00分)
 峠から坂を下ると駐車場への分岐に到着。
 展望デッキからは尾鷲湾が見えるというが、今日は曇り空で望めなかった。
(12時10分)
 日出ヶ岳の山頂展望台へ。
 三角点は一等三角点「大台ヶ原山」。
(13時00分)
 ゆっくり歩いたこともあり、周回は5時間20分。
 10年ぶりの大台ケ原は、変わらぬ厳しさと静けさを湛えていた。



撮影2006/6/4
 大台ケ原駐車場からシオカラ谷吊橋までは、標高差150メートルの急坂を30分ほど下る。ここから先は立入禁止の滝見尾根へと入る。
 シオカラ谷吊橋から尾根道を1時間15分下ると、西の滝と中の滝が一望できる地点に着いた。途中、足を踏み外して2メートルほど崖を転落するなど、危険な箇所もあるので注意が必要だ。
 天候が悪かったため、滝つぼには行かず、今回はここで引き返すことにした。
 帰りは尾根伝いに歩き大蛇ぐら沿いの遊歩道へと復帰。立入禁止区域は踏み跡が薄く、道が非常にわかりにくい。結局、帰路は2時間を要することに…。
東の滝(ヒガシノタキ) ? 落差25m 評価−
 本来ならシオカラ谷吊橋からすぐ見えるはずだが、帰りに撮ろうと油断した結果、道を誤って撮影できなかった。
 滝見尾根から中の滝の右側に見えた滝を撮影したが、地図を見る限り別の滝のようだ。
西の滝(ニシノタキ) 落差250m 評価9
 霧の中で待っていると、一瞬だけ視界が開けた。ゆるやかなカーブを描きながら落ちるその姿は、圧倒的な落差だ。
中の滝(ナカノタキ) 落差245m 評価9
 西の滝と並んで流れ落ちる姿は、日本の滝のイメージを覆すほどのスケールだった。
 滝の映像



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