布引の滝(Nunobiki no taki)


兵庫県神戸市中央区葺合町布引山 総合評価8
 古くから貴族や歌人に愛され、数々の和歌にも詠まれてきた名瀑・布引の滝
 新神戸駅から歩いてわずか5分という場所に、これほど優雅で静謐な空間が広がっていることに、訪れるたび驚かされる。
 ただし上流には布引貯水池があり、水量が調整されている点では、半ば人工の滝ともいえる。
※布引の滝を詠んだ代表的な和歌
 布引の滝のしらいとなつくれは 絶えすそ人の山ちたつぬる(藤原定家)
 抜き乱る人こそあるらし白玉の 間なくも散るか袖のせばきに(在原業平)



撮影2014/2/8
 滝巡りを始めた最初の年に訪れて以来、約8年ぶりの再訪となった。
 この日は関東で「20年ぶりの大雪」と報じられた日で、神戸でも有馬温泉方面の高速道路が通行止めになるほどの積雪だった。
雌滝(メンダキ) 落差19m 評価7
 前回とは比べものにならないほどの水量で、白い水が勢いよく落ちていた。雪の影響もあってか、滝全体がいつもより力強く感じられた。
鼓滝(ツヅミダキ) 落差15m 評価6
 以前は名前の由来がわからなかったが、この日はよく理解できた。大量の水が落ちる音が滝つぼ周辺の岩に反響し、まるで鼓を打つようにこだましていた。
雄滝(オンダキ) 落差43m 評価8
 布引の滝が百選に選ばれた理由は、格式の高さゆえだと思っていた。古来より和歌に詠まれ、養老の滝と並ぶ名声を持つ滝だからだ。
 しかし今回訪れてみて、格式だけでなく滝そのものの魅力が非常に高いことを改めて実感した。
 白い水が岩壁を滑り落ちる姿は、ただ美しいだけでなく、どこか気品すら漂わせていた。
 滝の映像



撮影2005/12/30
 布引の滝は、下流から雌滝・鼓滝・夫婦滝・雄滝の4つの滝の総称である。
雌滝(メンダキ) 落差19m 評価7
 布引の滝の最下流に位置し、名の通り女性的で柔らかな印象の滝。
鼓滝(ツヅミダキ) 落差15m 評価−
 遊歩道からは滝つぼしか見えず、全貌を捉えることはできなかった。
夫婦滝(メオトダキ) 落差8m 評価5
 雄滝のすぐ下で二条に分かれて落ちる滝。
 訪れたときは右側の流れが枯れており、少し寂しい姿だった。
雄滝(オンダキ) 落差43m 評価8
 雨の少ない時期で迫力には欠けたが、50メートル近い落差を白い水が優雅に流れ落ちる姿は、やはり名瀑の風格があった。
 滝の映像



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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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